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2章・不安症候群

友覇の話だと、この猟奇的事件は今朝からテレビでニュースが流れはじめているらしい。


一晩で新たに5人の被害者がでており、またそれぞれ手口は同じだという。

普原町という限られたエリアで、こんなに短い間隔で頻繁に殺人事件が起きてるというのに、警察は何をやってるんだ。


そもそも何故、この広い世界でこの町。普原町なんだ?

何故隣町に逃げないんだ?


奇妙な現象が重なり合い、不安を増してゆく。






「まあ…あれだ……警察がなんとかしてくれるさ。」

リビングにて、三人の空気は最悪だった。


警察がなんとかしてくれる。

そういいながら、僕は自身にそう言い聞かせていたのだ。


「そうだな!!ゲームでもして気を紛らわそうぜ!」

こんな時こそ、コイツの真価が発揮される。まさに太陽なような男だ。


「そうよね。ビクビクしてたってはじまらないよね…。後は警察が何とかしてくれるよね…!」



そうだ。どこの誰だか知らないが、都市伝説を再現してるに違いない。


別に壁を摺り抜けて入ってくるようなモノってわけじゃないんだろうし、


このマンションにいるかぎり、素晴らしいセキュリティシステムに守られてるんだから。絶対安心だ。


「そうだよ、このマンションのセキュリティシステムは完璧じゃないか。それにここは8階だぜ?外にさえでなけりゃ、全然安心じゃん」


不安を払拭するために僕は言い切った。

その言葉を聞き。遊も瀧澤も一安心した風だった。


「まったく!感謝しないといけないくらいだぜ!なんてったって、出席日数とか気にせず堂々と学校休めるんだし。」


太陽はいつもの調子を取り戻したらしい。ちょっと馬鹿なくらいが丁度いい。



「そうだ、事件が収束するまでウチに泊まらない!?」


ちょっと思い切りが良すぎたと思ったが…まあこんな時だしいいか!と心の中で妥協した。


「いいじゃないか!俺、お菓子沢山かって来たし!!」



「うん!そうだね!じゃあ私、隣の部屋から泊まりの道具もってくるね!」



二人とも

完全に頭からあの事件が消えたわけじゃないと思う。


瀧澤は忘れてるかもだが。



でも、怯えてるよりみんなで楽しくいたほうが不安は和らぐとみんな解っていたんだろう。



「わかった。ちゃんとパンツ履いてこいよ」



「え?……あっ!!!」


僕が言わなかったら忘れていたのだろうか


「うるさあああい!わかってるわよっ!!」













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