亜空間魔法の更なる研鑽
航宙艦が、消し飛んでしまうという時、私とカティアは、亜空間に逃げ込んだ。
ここには、私の家があり、菜園も完備している。
菜食だけで、生活していこうと思えば、ここで生活出来る。
当面の衣食住が確保出来てるとはいえ、
今は、亜空間の出入口が、宇宙空間になってしまっているので、
このまま出る事が出来ない。
――まずは、出口を変える方法を模索――
そこで、亜空間について、
他の使い魔たちにも協力してもらいながら、実験と検証を重ねた。
――年単位の時間がかかったが……――
亜空間の、出入口を自由に設定出来る術を確立した。
亜空間の出口を、宇宙のいかなる場所にも、開く事が出来るようになった。
その副産物で、亜空間から、現空間の状態を調べる探査魔法も完成した。
亜空間を自由に使おうとした時、それによる「歪み」で、
出口付近の生態系を滅ぼす懸念があった為、「歪み」も生じないよう改良もした。
――今後、やるべきことは……――
今まで「星の上での生活」は、安全と思っていた。
けれど、今回の1件で「全く安全ではない」という事を知った。
だから……
――自分専用の「航宙艦」を買って、そこを拠点にしよう!!――
……という目標を定めた。
拠点といっても、実際に住むのは、亜空間内の家で生活する。
これは、あくまで、無茶な事が起こっても、
生きていてもおかしくないように偽装する為のものだ。
しかし「航宙艦」は高い。
――この世界でのお金を入手する為、金策を始めた――
亜空間の中から、現空間を探査する魔法を使い、
希少鉱物を掘り、ストックしていった。
そして、私たちは、再び、亜空間の外に出た。
まずは、銀河連邦という星間国家の、
辺境にあるナウリ星に、亜空間の出入口を設定し、
溜めた鉱石を売って、お金に変える事を試みた。
ここでは、お金は、電子化されていて、
クレジットという単位でやりとりされていた。
鉱石は、それなりの値段で売れた。
そこで、表向きには、この星に拠点をかまえつつも、
実際の生活は、亜空間内の自分の家ですごしていた。
そして、怪しまれないよう、鉱石は少しづつ換金していった。
――こうして旧式の「航宙艦」を手に入れた――
移動中の「航宙艦」ごと亜空間に格納したり、
「航宙艦」を亜空間から任意の現空間に出したり、
こちらの攻撃を亜空間内で生成したり、
こちらの攻撃を任意の現空間に出したりする事などを、
実験と検証を重ねつつ、「航宙艦」を使う仕事をこなしていった。




