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エルフ賢者の異世界転生:転生してネコになったのに銀河最強艦隊司令を任された件:金曜20時更新  作者: 秋月心文
ゴイツ帝星国

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19/19

敵の返品先は

『さきほどの大司教が、何者かに殺されました』


『殺された経緯はわかるか?』

『神託を受けるという名目で通信室に入った状態で、殺されたようです』

 密室殺人か……。

『振り出しに戻ったかぁ~』


『いえ、逆に好都合になりました』

 大司教は殺されましたが、死体のまま活動を続けています。

 むしろ強制的に操られているので、情報駄々洩れです。


 アンデットになったってことか。

 いいのか?

 仮にも教会なんだろ?

『他にもいるみたいですね。アンデット。

 教会特有の「お香」で誤魔化してるようです』


『それで教会は何と?』

『次にネコを連れた少女が来たら神託の部屋に誘導して殺せと』

『次からは変装しないとな』


『他には?』

『この前送り込んだ破壊屋を始末したのが、我々だとリークがあったそうです』

『何だと』

『第2艦隊司令、ムノ・ウナ中将からだそうです』


『ムノ・ウナは「気に食わないことをするのは全部あいつら」

 と言っていたそうです。

 ですが、教団も犯人を特定できなかったので、

 とりあえず第8艦隊を狙え、と』


『それは、まずいかもしれないな。新人くんがパニックになってないといいが』


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 旗艦アブローラに戻ったら、よくわからない船に囲まれていた。

 もう来てたか。国籍を伏せた不審船集団だった。

『仕方ないので返品しておくか』


 第2艦隊司令、ムノ・ウナ中将の船は……あそこか。


 私は、亜空間魔法を使い、

 この不審船集団を第2艦隊旗艦の周囲に出現させた。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 第2艦隊は、いきなり不審船集団に囲まれた。

 しかも、砲門がこっちを向いている。


 ムノ・ウナ中将は慌てて、とんでもない司令を出した。

「まわりの敵を討て。理由は後から何とでもする。

 全員、生かして返すな。

 味方が巻き込まれても構わん。とにかく撃て」


 不審船集団も砲撃を始めた。

 しかし、彼らは第8艦隊を囲んでいると思っている。


 第2艦隊も砲撃をはじめた。

 第2艦隊は不審船集団をゴイツ帝星国の船だと思っている。

 撃破すれば、褒章がもらえると信じて……。


 こちらも不審船集団が1隻も残らないように、

 敵のビームの飛び先を少しずつずらして同士討ちをさせた。

 人間が操艦している限り、カティアが操作することができる。

 彼女にとっては、朝飯前だ。


 ともあれ、連中はまたやってくるだろう。

 対応を考えなければ。

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