↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エルフ賢者の異世界転生:転生してネコになったのに銀河最強艦隊司令を任された件:金曜20時更新  作者: 秋月心文
ゴイツ帝星国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/19

ネコに洗礼を受けさせたい少女

「このコに洗礼を受けさせたいのですが……」

 ゴイツ帝星国、宇宙統一教団の本部がある大教会に、少女がやってきた。ケージにいれたネコを連れている。

 手元には、数枚の銀貨とたくさんの銅貨が握られている。

 おそらく、お小遣いか何かで集めたのだろう。


 本来なら突っ返すところだが、受付の人も大人としての良心があった。


(真似事で済ませるとかで帰ってもらおう)


 少女は、その心の声を読んでいた。

 だが、そうとは知らない受付の人は少女を案内した。


 荘厳な部屋に案内されたが、誰もいない。

「できれば大司教様にお願いしたいのですが……」

「大司教様をご存じなのですか?」

「えぇ、とっても」

 そう言ってニッコリ微笑んだ。

(大司教様のお知り合いだったとは……)

 受付の人は慌てて大司教を呼びに行った。


「ネコを連れた少女?」

「はい、大司教様をご存じだと……」

「おおかた、新聞か何かで見ただけじゃないのか?」

 大司教は面倒くさそうに向かった。


 大司教を見ると、少女は意味深なことを口にした。

「お久しぶりです。大司教様、あの夜以来ですね。その夜は、満足していただけましたか?」


 この時、少女は大司教の記憶を操作していた。

 だが、誰もそれに気づく者はいなかった。


 受付の人は、思いっきり誤解して、その場を去った。

(大司教様にそんな性癖があるとは……)


 大司教は慌てた。

 そういう「記憶」があったからだ。


 もちろん、今まさに植え付けられたばかりの記憶なのだが。


 大司教は少女に駆け寄った。

「どういうことだ。絶対秘密にするという約束だろう」

 少女は大司教の頭に手を回し、その顔を自分の胸に埋めた。

「な、何をする……」

 そう言いながらも、抵抗しない大司教だった。


 少女は大司教に精神操作の術を行使した。

 大司教は、すっかり大人しくなる。


 どちらも、少女は大司教の記憶を吸い取っていく。


 どちらも、悪魔であるカティアの固有能力だ。

 魔法ではない。ある種のスキルなのだ。


「ありがとうございました」

 そう言って、少女は教会を後にした。

 それをニコニコしながら、スッキリした顔で見送る大司教の姿があった。


 受付の人は思いっきり勘違いした。

 どうやら2人は、そういう「みだらな関係」の間柄なのだと……。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


『かなり小物だったみたいですわ』

 カティアは、ゴイツ帝星国の宇宙統一教団本部にいる大司教から、悪魔の力を使って記憶を回収し、洗脳していた。


『回収した情報を見せてくれるか?』

『はい、こんな感じです』

 回収された記憶を確認した俺は、思わず息を呑んだ。

 これは……!?

 魂を回収する術式に似ている。

『連中、魂を回収してるのか?』

 何のために?

 いや、それなら――。

 あえて人がたくさん住んでいる惑星を破壊する理由とも結びつく。

 まずは、元帥とも情報共有してみるか。


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 銀河連邦に戻っている途中、異変が起こった。


『あっ!?』

『どうしたカティア?』

『さきほどの大司教が、何者かに殺されました』

 お読みいただき、ありがとうございます!


 少しでも楽しんでいただけましたら、

 ★や【ブックマーク】で応援していただけると、

 今後の創作活動の励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。