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こぼれ話【恋模様】── 描かれなかった、ある日
今後、時々
本編では語られていないエピソードやこぼれ話などを投稿していく予定です。
【恋模様①】── 描かれなかった、ある日
ある夕暮れ、ネッサとヴィナが井戸端で並んで洗い物をしていた。
「ヴィナさんって、好きな人いるんですか?」
手が、ぴたりと止まった。
「……なぜ聞く」
「なんとなくです!」
ネッサは、にっこり笑った。少しだけ、探るように。
【恋模様②】── 描かれなかった、ある日
ヴィナは答えず、洗い物を続けた。
だが、耳がほんの少し赤い。
「ネッサ、お前こそどうなんだ」
「あたし!? あたしは、その……応援する側なので!」
二人は顔を見合わせて——同時に、ふいと目をそらした。
お互い、気づいているのです。
【恋模様③】── 描かれなかった、ある日
その夜、二人はなぜか一緒に夜空を見ていた。
「……ヴィナさん」
「なんだ」
「あたしたち、ライバルですね」
「……そうだな」
「でも、仲良しですね」
「……それも、そうだな」
この関係の心地よさは、引き続き本編で。




