321話 束の間の休息と謝罪
まぁ兎も角呪いについては理解した。
意図的に、強制的に譲渡された力、その力に耐えきれずに暴走したのが今回の結果を招いたってわけか。
いつから呪いを受けていたのか、妙に黒魔法にを使い慣れていたのは何故なのか、混沌魔法以外に白魔法と黒魔法の複合魔法はどうやるのか、嫉妬との関係は、聞きたいことが山ほどある、
今は回復に専念させるが起きたらこっぴどく叱ってやらないといけない。
「光義が起きたら頼んだぞ? 佐伯」
「……分かってます。蓮兎さん」
俺が叱っても逆効果だろうし叱るなら慣れ親しんだ相手、つまりは佐伯からが有効だろう。
それじゃなくても仲間には話しやすいことがあるかもしれないしな。
「改めて【ツクヨミ】の皆さん。うちのリーダーがご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません」
「わ、私からも申し訳ございません!」
「僕もその……すみませんでした……!」
突然椅子から立ち上がり、頭を下げる佐伯。
それに続いて智咲雅と白谷鶴野が同じく頭を下げてた。
「え、いやいや皆んなは悪く無いよ?!」
「そーだそーだ、ちゃんと確認できなかったお前らが悪い」
「暴食さん?!」
慰める鏡花と責める暴食、ちなみに俺は結構暴食派寄りだ。
悪いのは光義が悪いとは言っても仲間の異変に気が付かないのはパーティメンバーとしては不甲斐ないところがある。
「まぁでも謝るのは後にして先にお前らは体を休めろ。特に佐伯には聞きたいこともあるんだからしっかり休め」
「……分かりました。今はお言葉に甘えていただきます」
言葉に甘えて部屋に休みに行った。
俺たちもギルド対抗戦が終わるまでの間にできるだけ休んでおきたいからな、後に嫉妬との戦いもあるかもしれないからな。
「俺たちも何あるか分からないから休んどくぞ? 流石にあと30分程度で襲いにくるやつはいないだろうし」
残りの時間は30分弱、そしてポイントは昨日の死霊事件があるからポイントも圧倒レベルで【ツクヨミ】が優っている。
今からの逆転はギルドマスターである俺を殺すくらいしか無いだろうし流石に……
ーードンッ!
その時、扉が急に魔法で吹き飛ばされた。
俺は知っている。こんなギリギリにわざわざ攻めてくる、それに魔法をこんなに使う相手なんて1人しかいない。
「お前ならそうするよな、ルノア」
「もちろん! 私ならそうするよ? 今からでも逆転目指しちゃうさ!」




