318話 黒い魔力
「私は経緯の説明を願うよ? お姉ちゃん困惑しちゃうよ? てかもう困惑してるよ?」
私が三首の番人を調教してる間に気がついたら憤怒ちゃんが暴食ちゃんに絞められて……
え、何?SMプレイか何かなのかな?
お姉さん理解はあるけどちょっと悪い方向に育っちゃうのは嫌だなぁ。
「なんか急に油断してたから締めた。終わり」
「そ、そっか? まぁとりあいず良いけどさ?」
「あが……ッ?! 私はッ! 負けてぇッ?! などな……い……ッ」
首を絞められながら反論する憤怒ちゃんは顔色を紫に染め上げながらももがき苦しんで動いている。
どうしよう、私別に首締めフェチとかじゃ無いんだけどなんか首を絞められてる憤怒ちゃんが可愛いと感じてしまう……
癖が歪んちゃうよ!
ーーストン
「……」
あ、憤怒ちゃんの首が落ちた。
寝た……いやどっちかと言うと気絶したってことだよね、まさか死んで無いよね……?
世界から美少女が1人消えるなんて許せないよ?
「後でこいつに話を聞くとして、んでどうする? まだやんのか」
「それ今聞きます? 流石にもう戦う気にはなりませんよ」
「じゃあエチルちゃんも仲間だ!」
嬉しい限りだなぁ、かっこいい系美人に軍服天然美少女、清楚系美人、最後に全身鎧の冒険者……
「……何だその目」
「別に〜? 早く弟くんのところに……そうじゃん! 弟くん結局来てないけど大丈夫かな?」
すぐに来るって言ってたのに結局来てないし……
流石にお姉ちゃんちょっと心配しちゃうよ?
位置結構近いし【森羅万象】で完全把握してるから駆けつけられるけどどうしよっか、この気配は多分勇者君と一緒にいる感じだよね?
「私は弟くんに会いに行こうかな〜、みんなはどうするの?」
「私は一旦ノエルと合流します」
「俺はこいつ絞めてる」
「拠点に帰る」
みんなバラバラか、暴食ちゃんはワンチャンついてきてくれると思ったんだけどなぁ。
弟くんを独り占めでいるって考えれば別に良いけど、それじゃあちょっくら弟くんの方に遊びに行きましょうかね!
「あ、おいちょっと待てエフィナ。嫉妬の残穢がするから気をつけてけ」
「嫉妬? また女の子かな? まぁ気をつけるよ」
◇◇
「あぁ気分が悪い。闇堕ちってこんな気分なのかもな」
「許さな……い……!」
地面に這いつくばる勇者、ダメだこんな事をしている場合じゃ無い早くエフィナに合流、大罪の撃破に努めるべきだ。
「はぁ……俺はもう行くからそこで反省してろ」
「おかしい……俺は……俺は勇者で特別で……なのに俺は初戦負けで……美穂は……」
蹲った勇者の周囲に発生したのはドス黒い魔力、それは憎悪であり、悲しみであり、嫉妬である。
周囲の植物の生命力を喰らい尽くした。
「は? 急にどうした、おいマジでどうした?!」
「俺は勇者だ。世界を救うのは俺、美穂じゃ無い。俺は勇者だ。だから悪魔であるお前を殺す」
「おいおいマジで狂ったか?」
暴食や色欲と同じような気配を微かに感じる。
多分大罪関係、残りの大罪は怠惰、嫉妬、傲慢の3名だ。
その中なら多分該当するなら嫉妬、能力は【劣化複製】とかそんな感じだったか?
情報殆ど不明の大罪、さてどうしようかね。
「勇者としてお前を殺す」
「そうかそうか、頑張れよ」
吸魂ノ暴食者〜地下ダンジョンに転移させられた俺は権能を授かり全てを喰らう〜勇者御一行、完
3章完!ってより遅れてすみませんが先に来るんですけどそれは……言い訳がありまして実は後書を書いてる今も映画を見ていましてね。タイトルはまぁ言えませんけど【8】に関係するとだけ言っておきましょうか。
それでは本編について話しましょう!
今回の賞はちょっとグダリましてね、実は失踪したいと何回も考えました。でもやるなら最後まで書きたい……それに目安だとそろそろ完結が見えるんですよ!
一旦完結してからまた書き直そうとも考えていますので後々よろしくです!
これからも吸魂ノ暴食者〜地下ダンジョンに転移させられた俺は権能を授かり全てを喰らう〜をよろしくお願いいたします




