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302/317

302話 開幕対抗戦

ーーシュワァァンッ


開始の合図で魔法陣が出現、各ギルドをランダムな座標にテレポートが開始された。

俺たちがテレポートした場所はどこかの洞窟の中、中々に良い場所なんじゃないだろうか?


「ん〜ジメジメしてる……弟くんここやだぁ!」

「ずっとダンジョンに封印されてたやつが何言ってんだ」

「それとこれとは違うの〜」


作戦実行は明日の昼から、初手に暴れすぎても後々負けてポイントを根こそぎ奪われたら洒落にならないからな。

初日は大人しく、されど適度に暴れていきたい所存だ。


「狙撃ポイントを探してきたいのだが良いか?」

「ん〜良いけど少し離れたところにしてくれ。このを拠点に動きたい」

「了解した。何かあったら連絡する」


シルヴィアは狙撃ポイントを探しに洞窟外に外出、他は暴食グラフェルとエフィナが洞窟の湿気に耐えきれなくて適当なギルドにちょっかいを出しに行くらしい。

度を過ぎなければ良いが……


「それじゃあ待機組はトラップでも仕掛けようか。ここの部屋を最奥にしてさ」

「了解しましたマスター! 錬成スキル借りますね」

「私は魔法関係で少しは役に立てるかな? トラップの魔法とか……」

「はい! はいはい私! 私も何かする!」


背伸びをして手を必死に上げているのはラミアだ。

一応ルッタも来ているはずなのだが初手に適当に俺が作った椅子に座っている。

戦闘に関しては諦めモードだが2日間に渡ってあると言うことで料理などを担当してもらう予定だ。


「ラミアとルッタには……掃除でもしてもらおうか。エフィナ達もジメジメとか汚いとか言ってたし。拠点にもするんだから少しは綺麗にしないとな」

「分かった!」

「面倒だがやってやるかぁ。ラミアのためにも」


よし、これで初日の各々の動きは決定した。

あとは暴食グラフェル&エフィナの単独行動組がやらかさなければ初日は安泰なわけだが……


「……あいつらが大人しくするわけないよなぁ」


◇◇


「さぁてどこのギルドを襲いにいっちゃおうかな〜」


暴食グラフェルちゃんも一緒に来れば良いのに別行動しちゃうんだもん。

私可愛い女の子と一緒にいた方が強いんだけどなぁ。

暴食グラフェルちゃんはどっちかと言うとかっこいい系になるのかな、どっちもウェルカムですよ!


「ん? なんか焚き火の白煙が見えるなぁ。小規模だし【六花】か【勇者の集い】のどっちかのギルド……よし! 行っちゃおうか!」


どっちに転んでも可愛い女の子がいるわけだし!

【アイアンメイデン】以外は全然当たりなんだよね〜、まぁ個人的にシルヴィアちゃんを倒した【魁蕾】にはお叱りをあげたいところではあるけどそこまでやっちゃったら弟くんに怒られちゃう……

それは不本意だし私はできる姉だから約束は守っちゃいます!


「ん……? 誰か近づいてきているぞ」

「ッ?! 誰だ!」


おっと美穂ちゃんにバレちゃったか、勇者くんは言われて気がついたみたいだけれど本当にそれで大丈夫?

確か個人戦は初戦負けだったもんね、やっぱり可愛い女の子最強伝説なのかな?


「やっほ〜♪遊びに来ただけだから警戒しないで良いよ〜」

「エフィナさんか……驚かさないでもらいたい」

「お姉ちゃんって呼んでも良いんだよ?」

「……驚かさないでもらいたい」


恥ずかしがり屋さんなのかな?恥じらってるところも可愛い流石私の妹だね!


「それで何しにきたんですか……? まさか本当に遊びにきたわけじゃ無いですよね」

「え? 普通に遊びにきただけだけど」

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