291話 お昼ご飯
「さぁ次の試合行きましょう! 対戦カードは1試合目に番狂せを成した小さいメイド、ラミア・トーナ選手! 対するは第一試合で成した美しい剣技、勇者パーティの1人の実力を見せつけました! サエキ・ミホ選手!」
「子供……いや師匠のギルドと同じ何だし強いのか」
ラミアと佐伯の戦い、そう言えば勇者がいるならエフィナが言ってたやつも聞きたいな。
エフィナの日本名が佐伯恵奈、同じ苗字を持って同じ勇者の職業を持つ同士何かあるのか……
偶然だったら俺は普通に萎える。
「試合開始ぃ!」
「お姉ちゃんにも手加減しないよ!」
「私も子供だからと言って手加減はしない……!」
◇◇
「勝者はサエキ選手!」
「ちぇ〜、負けちゃった〜」
戦闘時間は短く5分ほどで決着、ラミアの敗因は純粋な身体能力と思考速度の上限が足りていなかった。
ラミアがカウンターをするよりも速く佐伯は居合抜刀、それの速度は目にも止まらぬ速度で放たれラミアの短剣を砕き、そのまま佐伯が勝利した。
「あ、そうだそうだ! お兄ちゃん達がお話があるって言ってたよ? じゃあね!」
「え? 話し? え、いやいや待ってくれ!」
切り替え速度が早くスキップで戻るラミアとそれを慌てて追う佐伯、おいおいそっちはラミア側の控え室方面だろ?
「マスターこれから僕お昼食べようと思うんですけどどうします? 副マスターの戦いはもう少し先になるので」
「昼か、確かにそうだな。せっかくなら勇者達も誘って食うか」
話も聞きたいし腹も減った、これぞ一石二鳥ってやつだ。
シルヴィアもラミアも試合は無いし外にも出れるだろう、鏡花はどうなのだろうか?
まだ試合を控えているけど……
てか暴食どうなったあいつ、憤怒と会った的なの言ってたけど?
『なぁ暴食お前どこ行ってんの? 死んだ?』
『死んでねぇよ。今昼飯食ってる』
『何だちょうどいいじゃん。そっち行くから』
『は? いやお前──』
反論は無視してみんなで凸っちゃおう!
鏡花が外出れるかも聞いておくとして……いや多分出れると思うけどな、観戦はできるらしいし。
出れなかったら腹減った時にどうするんだ!って話だ。
「えっと暴食はどこに……お、結構近い店にいるじゃん」




