281話 憤怒について
◇1ヶ月後・ギルド【ツクヨミ】◇
約1ヶ月が経ちギルド対抗戦まで残り数日となった。
ギルドメンバーのやる気は十分、武具の点検もすでに終えているし対抗戦の作戦もすでに伝えてある。
残すのはほぼ確実、いや確実に対抗戦に便乗してくるであろう憤怒についての対策だ。
「あいつの能力は前も言ったがこれな」
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第3柱 憤怒ラース
固有スキル
【有象無象】 殺した格下を死霊として操ることを可能にする効果と自身より弱い相手との戦闘時に身体能力を向上させる。
【憤怒】 激攻、溜め込んだ怒りを力に変えて一時的に爆発的な身体能力の向上をさせる。
怨怒、死んだ者の怒りを増幅させてこの世に顕現させる事が可能になり、顕現させた者は何があろうと自身の命令を聞く。
軍命、自身の手下に命令を与える事でその命令を実行している間は身体能力の圧倒的に向上させる。
武具掌握、武具の力を最大限まで引き出すことが可能。
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「多分他にもあるかもだがそれは俺との戦いでは使ってなかった」
【軍命】は【王の命令】の味方強化バージョンって感じの解釈でいいのだろうか?
【武具掌握】は【剣術】や【弓術】など全てのスキルの上位互換、てことはエフィナや暴食もほぼ全部の武器扱えるけどそれの上位互換?
「タイマンなら2位くらい。乱戦なら多分1位だな」
「大罪の中で1、2を争うレベルってやばすぎだろ……」
暴食との戦いでの勝率は七割でそれの実力は暴食も全盛期だったろうにその勝率だ。
まだ使っていないスキルもあるらしいし乱戦が得意ならギルド対抗戦とか格好の的だよな。
「【有象無象】ってスキル作戦に使えそうじゃないですか? ほら対抗戦の」
「確かにアルトが模倣出来れば有用スキルだ。それに【強欲】のスキルも持ってるからカタログスペックは有利だ」
アルトが強欲から奪った固有スキル【強欲】は対象の強さに関係無く支配が可能、その分魔力は違うが後衛職で進化も果たしたアルトなら格上でも多少の時間の支配は可能だ。
あれ、やっぱアルトってクソ強かったりする?
今回の作戦もアルト主軸だし。
「クソ面倒だが憤怒は俺と鏡花で足止めだなれ
「私?! なんで?!」
魔法で暴食のサポートができていざとなったら【堕天化】と特注武器を使って近接戦も可能、なんか好かれてたし確かにいいかも?
「よし任せたぞ」
「何で……私無理だって……」
鏡花は普通に強いしなんなら今持ってる武器と堕天化と自己崩壊を同時併用のやつを使われたら多分俺は負ける。
純粋な魔法の相性もあるが鏡花の魔法は威力が桁違いだ。
「それじゃあ一旦解散な。対抗戦は3日後、体休めとけよ? 鈍らない程度にな」




