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276話 打って倒れてその繰り返し

あれ、私どのくらい気絶してたんだろう。

確か……自己崩壊アポトーシス崩壊纏メナスと堕天化を同時に使おうとしたらエフィナさんに首トンされて止められて……

そこからずっと気絶してたのかな、皆んなは何して……

 

「ほらほら! まだまだ行くよ?」

「エフィナお姉ちゃん厳しい……!」

「何でこんなことに……!」

 

目の前ではまだラミアちゃんとシルヴィアちゃんがエフィナさんに立ち向かい、そのまま返り討ちにされてを繰り返している光景が広がっている。

エフィナさんって普段優しいけどガチになると容赦しないタイプなのかな、ちゃんと治してるっぽいけどそれでも私にはラミアちゃんを傷つけるのは無理だ……

 

「ん? おぉ随分とお早い起床だね! まだ3時間くらいしか経ってないよ!」

「3時間……ずっと2人と?」

「うん♪効果的でしょ?」

 

確かに百聞は一見にしかずって言葉はあるけど叩き込んで治して叩き込んで治してをただひたすらに繰り返す作業、でも実際効果的なんだろうなぁ……

よし、体は動くし魔力も寝てる間に回復してるし加勢しようかな?


「ごめんね2人とも! 私も加勢するよッ!」

「楽しい楽しい特訓継続だ!」


◇◇


あれから更に2時間ほどが経過、途中からラミアちゃんは疲れ果ててルッタさんの腕の中でお眠りになって私とシルヴィアちゃんだけでエフィナさんとの戦闘を継続。

最後の30分ほどはシルヴィアちゃんもダウンして【堕天化】を使用しながら私1人で何とか耐え切った。


「無理……もう……無理……」

「シルヴィアちゃんそんなにキツかった? 私はまだまだ平気だけどな〜、ほら! お姉ちゃんの腕の中で寝ても良いよ!」


満身創痍のシルヴィアちゃんと私とは反対にエフィナさんは余裕そうで今もシルヴィアちゃんに寄りながら抱きつこうとしてるし。

対象が私じゃ無くて良かった……


「む〜、釣れないなぁ。なら優しい鏡花ちゃんにしよっか!」

「ッ?!」


勇者の牙、いやエフィナさんの腕と頬が私に向かってゆっくりと、されど確実に寄ってきた。

あはは……どうしようかな?


◇同刻◇


さぁラミアの装飾品とシルヴィアの電磁加速銃の作成、まず作りたいのがラミアの装飾品だ。

もし、万が一にも無いと思うがどちらかの武具が間に合わなかった場合に必要性が高いのはラミア武具、シルヴィアは無くても何とかなる。


『聞こえてるかなこれ……? 蓮兎君!』

『ん、どうした鏡花か』


今は確かラミア、シルヴィア、エフィナと一緒に篭ってひたすら撃ち合ってるんじゃ無かったか?


『今は……ひたすらに頬ずりをされてるね』

『?』

『何でも無い! それよりラミアちゃんに作る武具の性能ってもう決めてたりする?』


ラミアに作る武具、身につけやすい軽い耳飾り程度にしようと思ってはいるが性能の話だとまだあまり決まっていない。

純粋に火力不足を補うのかそれとも格上にも対抗できるようにトリッキーな性能にして初見殺しを扱うのか……


『まだ決まってないならさ、反射神経とか集中力を上げる系が良いと思うよ! カウター型って言うのかな?』

『集中力?』

『うん! 手加減してたとは言ってもエフィナさんの剣を皮一枚で避けて反撃してたの! だからそれに特化させたら良いんじゃないかなって』


カウンター型特化で技を見てから後先を反撃、それに回りやすい包丁の得物を使って懐に飛び込める身長。

確かに対峙したら厄介になるかもしれない……


「それ採用だなッ!」

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