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275話 切り札は危険技

◇◇


てことで私、ラミアちゃん、シルヴィアちゃんの個人戦組は地下の修練場に集合、ついでにラミアちゃんに教えたい!って言ってたエフィナさんも含めて4人が集まった。


「さぁて!……練習って何すれば良いの?」

「私はラミアちゃんに技を教えるとして……鏡花ちゃんはどうしようか」


私が出来ることと言ったら個人戦でメイン主力となる神聖魔法と白魔法の練度をあげる……でも一応近距離戦闘も慣れときたいよね!

【堕天化】は個人戦では封印されても対抗戦では使っていいらしいし頑張らないと!


「う〜ん……私教えるのはそんなに得意じゃ無いからなぁ。だから──」


ーーギィィィ!


「ッ?!」

「体で教えちゃおっか! ねぇシルヴィアちゃんッ!」


突然に剣を抜いてシルヴィアちゃんに斬りかかり、それを銃でギリギリタイミングでガード、これって私も加勢した方が良いやつかな?!


「さぁさぁ皆んな! トライ&エラーで学んでもらおうか! ほらほらお姉さんを襲っちゃいなよッ!」


言い方が嫌だけどするしかないのかな?!

白魔法と神聖魔法で重ねがけした強化で体を覆ってシルヴィアちゃんとラミアちゃんにも付与、前衛とか絶対に私無理!

だけどラミアちゃんに頼るのはなんかダメな気がするし……


「どうにでもなれッ!」

「それが【堕天化】? 中々に良い力だね! でもまだまだ未熟ッ」


鏡花の鳩尾にクリーンヒットしたのは剣の柄によるただの打撃、だが急所に当たりその打撃は勇者が放った物だ。


「かはッ……?!」

「ごめんね痛いよね、でも吹き飛んでて欲しいな♪」


痛い痛い……まだ自己崩壊アポトーシス崩壊纏メナスを使ってないにしてもこのダメージはおかしいでしょ……!

天使なって基礎ステータスも上がったしバフの効果も強くなってるはずなんだけどなぁ……!


「私もいるもん!」

「流石にまだラミアちゃんには負けないよ!」


ーーシュッ


「え、マジか想定外」


エフィナさんにも想定外の事態、まだ痛みで悶えているから正確に見たわけじゃ無いけどラミアちゃんはエフィナさんの肌に傷をつけた。

多分本気じゃ無いだろうけど軽く叩きつけるように振るったエフィナさんの刃をギリギリで避け、短剣の代わりに使っている得物の包丁で皮膚を切り裂いた。


「それナイス。発砲ファイア


ラミアちゃんが作った隙を見逃さずシルヴィアちゃんは狙撃、固有スキルを使用したスナイパーライフルによる狙撃は相手が誰だとしても雷の速度を与えられた弾丸なら必中に……


「痛いなぁ! 女の子に……ってシルヴィアちゃんま女の子だからセーフか!」

「ッチ、弾丸を素手で掴むな……!」


弾丸を素手で掴むなんて荒技アニメの世界線でしか見たことないけど……?!

凄い痛いしやりたく無いんだけど自己崩壊アポトーシス崩壊纏メナス使うしか無いじゃん!


自己崩壊アポトーシス崩壊纏メナス……!+堕天化……!」


神聖力をそのまま筋力値に変換する【堕天化】に本来肉体が耐えられない程の負荷をノーデメリットで使い更に神聖力を増幅!

流石にこれなら……


ーートンッ


「それは流石に危険そうだから首トンするね、これ憧れてたし!」

「あ……へ……?」


ゆっくりと、けど確実に私の意識はエフィナさんの腕の中で消え失せていた。

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