274話 ルールブック
後衛職をタイマンの個人戦で出すのはとち狂ってると思ったかもしれない、だが理由はちゃんとある!
「まず鏡花は力がバレていないのもあるがまだ正式に【ツクヨミ】のメンバーとして思われていないのもある。それの証明もあるし純粋な神聖魔法使いは力がバレても対抗戦で支障が無い」
「そうなのかなぁ? まぁでも【堕天化】もあるし……」
「あ、【堕天化】は普通に使用禁止な」
個人戦で戦い方を見せてからの対抗戦では戦い方を変えての奇襲、遠距離主体から近距離アタッカーに変わるなは稀有だ。
まだ未熟な体術もあのギルド内最高の筋力値から繰り出されるのは相手からしたら脅威になる。
「禁止……だと?! なら近距離最弱なっちゃうよ!」
「白魔法と神聖魔法の威力高すぎるし平気だろ」
Sランク魔法に+αで威力増加に消費魔力削減、その上昇量だけで見ればルノアをも凌ぐほどだ。
多分俺が鏡花の魔法受けたら致命傷だし1番の天敵、普通に自覚してないだけで鏡花ってクソ強い。
「私はそんな高火力も無い……いやあるが対面だと使えない。鎧でも着てたら不利だと思うが?」
「貫通特化の弾丸もあるし火薬爆発もあるし平気だろ。それに3ヶ月あるなら試作品を創り上げるさ」
今の超電磁砲専用銃、名前も決めたいが取り合い完成品を作り上げなければならない。
溜め時間と冷却時間の減少、あとは銃本体の強度も上げないと実践じゃ使い物にならないからな。
できれば近接戦を補助する機構も欲しい……
「……何ぶつぶつ言ってるんだマスター? 気持ちが悪いぞ」
「酷いね?! ま、まぁともかく個人戦頑張ってくれよ? 3ヶ月で武器仕上げるから」
俺は武器を作り、ラミア、鏡花、シルヴィアは個人戦に向けての鍛錬をする。
アルトにも鍛錬を手伝って貰えば良い、3ヶ月でどれだけ強くなれるのか、それにどうせ来るであろう憤怒の対策をしないといけない。
能力の詳細は暴食に後で共有してもらうとして、今は地下に篭って武器作りますか〜
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◇ギルド対抗戦ルールブック!◇
初日は個人戦、ギルド内で最大3人までエントリー可能で持ち物の持ち込みは1人1つまでならOKだ!
それ以外のルールは場外に出ない事、観客を故意に攻撃しない事、それを守っちゃえば何でもあり!
トーナメント制で行われる本大会は1位に1000ポイント、2位に700ポイント、3位に500ポイントを贈呈!
それ以下のランキングは50ポイントずつ下がっていくぞ!
マイナスは無いからそこはご安心!
そしてお待ちかねの2日目本戦!
これは正真正銘なんでもありのはちゃめちゃルールを採用!
各ギルドのマスターに渡されるオーブを守り切り、逆に奪って自分のポイントに還元することも?!
個人戦で獲得したポイントがそのままオーブに溜め込まれるから大穴も狙えちゃう!
ギルドマスターがダウンした時点でそのギルドは退場、ギルドマスターを守りながら攻めたり守ったり自由に戦術を組め!
致命傷を受けると巫女様の固有スキルで強制退場となり場外に吹っ飛ばされるから命の心配は御無用だ!
さぁ冒険者諸君よ! 民間人諸君よ! 4年に1度の大祭り、暴れて楽しく騒ごうぜぇ!
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