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230話 神聖力とは

「なんじゃ喧嘩か? う〜む……よし! 庭を貸してやろう。そこでやり合うがよい」

「ちょっとネアさん?!」


止めるどころか戦い合う場所まで提供して良いの?!

どうにかして止めないと本当に殺しちゃうんじゃ……いや流石にね?

流石にない……よね?


『あいつに殺気無いぞ? 確かに最初は少しあったが今は0だ』

『本当ですか?! 確かにちょっと楽しんでるような……』


このままシルヴィアちゃん達も同行しようと思ったけど酔い潰れてて動けそうにないかな、アルト君もネアさんに飲まされて無理そう……

てことで蓮兎君と光義君の模擬戦はネアさん、私、蓮兎君、光義君、美穂さんだけでお城に向かった。

他のみんなは飲みを続けてるけど動けてるの暴食グラフェルさんだけなような……

他の勇者パーティの人もいるから平気なのかな?


◇水上國リフィネア・王宮 庭◇


「そっちの勇者はいいのか?」


蓮兎君は少し離れている場所で蓮兎君と光義君が対面しているのを見ていた美穂さんに話しかける。


「私は貴方に対して特に恨みは無い。遠慮させていただくよ」

「そうだ! 貴方を倒すのは俺だけで十分ッ!」


私が周りに被害が回らないように結界を張っていると当然光義君が聖剣を鞘から抜いて蓮兎君に向かって駆け出した。

蓮兎君に刃が届くまで1秒ほど、限界ギリギリまで自己バフを掛けた光義君の今の剣術ならSランクモンスターにも昇るほどだ。


「錬成」


ーーバチチッ


青白い雷が虚空を走り光義の刃を捉える。

それは聖剣を分解、では無く空間そのものを錬成し、その錬成反応で発生した雷で光義の腕を焼き焦すに至る。


「ッチ……」

「勇者が不意打ち、それに返り討ちかよ?」

「まだだッ! 神怒カムイッ」


固有スキル【神怒カムイ】は勇者に与えられる初期装備の1つのような代物、魔力を剣に渦巻き神聖力を高めて放つ竜の鱗もいとも簡単に切り裂く技。

傷口から爆ぜるように広がる神聖力は悪魔に対しての絶対的な特効を持ち、対象が悪魔ならばかすり傷でも致命傷になり得る攻撃と成る。


「試してみるか、【吸収】」

「掴んだ?!」


蓮兎君は光義君の放った神怒カムイを掴んだ。

現在の蓮兎君の種族は混血から進化して【始祖悪魔】、紛れもない悪魔のはずなのに大量の神聖力を持つ聖剣を素手でだ。

何故?何故そんなことができるてる?

私は目を大きく開けて観察を続け。だが分からない。


「痛てぇな流石に」


微かに出血した手を治療、神聖力を使った攻撃なのか治りが実感遅いが【不死性イモータル】の効果の前なら気にならないほどの速度だ。


「どうやって……悪魔に神聖力は弱点のはずだ!」

「神聖力って魔力の別の運用方法、つまりは魔力を形として形成したものだ。それなら【吸収】の権能で魔力に変換、取り込めばいけるんじゃね?って思ってな。ぶっつけ本番だが成功だな」


神聖力、それは魔力を変換し別の運用方法で活用した場合に発生する力、元を辿れば魔力に行き着く力。

それを【吸収】を使うことで分解、魔力に変換することで神聖力の無効化に成功する。

そんな荒技を使える者はこの世界に暴食グラフェルと蓮兎だけだろう。


「それで、そんな攻撃で終わりなのか? 勇者様?」


挑発をする蓮兎君、今の蓮兎君は魔法などの使用が困難で唯一扱えるのは低級魔法と錬成だけ、それでこれだけ全力の勇者に対しての余裕。

これがSランク、私も【ツクヨミ】の副マスター……頑張らないとなぁ


「まだ……まだだ! 纏え白、穿て天を、唸れ剣よ!」


省略詠唱を終えた光義君の聖剣は今までにないほどの神聖力を纏い、それを蓮兎君に向けた。

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