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episode1:prologue

ガラス窓から赤い光が射し込み黒い床を照らす。艶やかな黒髪が腰の辺りまで伸びた深く蒼いドレスを纏う美しい女性が言う。


「初めて貴女を産んでて良かったと思えるわ…ルイン」


「・・・・・・」


語りかけられた美少女は純白のドレスに身を包まれている。


「フフフ…良い娘(こ)ね、私の躾が良かったのね」


少女が目を大きく開きその金色の瞳で目の前の女性を睨む。その睨んだ相手も金色の瞳をしている。


「本当、嫌になるくらいそっくりね…その目も髪も肌の色だって…これだと何の為にあの男の種を受けたか分からないわ…」


少女は何も言わずただ睨む事しか出来ない。黒い荊(イバラ)に依って創られた檻に居る為だ。


「何か言いたそうね?どうせ直ぐに終わるの、もう諦めなさいな」


何も出来ずに居る自分を不甲斐なさと不安が襲う。


「後少し…あの鐘が日の変わりを告げる時…貴女は終わるのよルイン」


高い位置、壁に埋もれる様に設置された巨大な鐘を指し女が続ける。


「感謝なさいよ?私の容れ物として役に立てるのだから」



時間にして5分。それは純血の魔女と呼ばれる少女の残された運命の時間だった。




直ぐに第2章1話更新します。0時1分にです。

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