18話『怠惰』
サターテはエロゲーをやっていたその時
『やっほーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
いきなり女の子の声で水着姿の金髪エルフ少女が表示された。
「……ベルフェ、エロシーンじゃなかったし、比較的どうでもいいシーンだったからいいけどいきなり現れないでくれるか、データ消えてないよな?」
『消そうか?』
「いや消すなよ絶対」
『冗談だよ、このアバターのことはベルフェ美少女Verって呼んでよね!!』
ベルフェ美少女Verは笑う表示にされた。
「ベルフェVでいい? てか、何で女の子なの? お前男だろうに、ネカマ?」
『あー、そういうこと言うの? 酷くなーい、せっかく君の好きなフュギアの情報を教えようと思ったのに』
「詳しく聞こうじゃないか」
『まあ、長いからベルフェVでいいけど、ネカマだけはやめろよ、まあナビゲートするからまずは出かけようぜ! 町の案内も頼む』
ベルフェVは笑いながら言った。
そして、サターテはリュックと財布を持ち、パソコンを持って出かけた。
「そういや、何でホルマリン漬けでいつもいるんだ、そんなに元気なら普通に外に出ればいいんじゃね? ベルフェV」
『いや、体動かすこと面倒くさいから昔契約した科学者の爺さんにそれ用の発明をしてもらってそれからパソコンで生きることにした、コールドスリープも考えたが息をするのも面倒くさいから電子で考えだけを送ろうと思って、やっぱり持つべきものは優秀な契約者だよ』
「え、いや寝てるなら息とか関係なくね?」
『寝てまで息はしたくないだろ』
サターテは分かってなさそうな顔をして黙った。
「そういや、ナビには載ってない地図とかあるのか? いつもアップデートしてるとか?」
『あの博士は休まずに研究してくれるおかげで今や工事場所とか電車が止まる時、塞がってしまった道も直後に更新できるようになってるぜ』
サターテは驚愕しながら
「なにそれ、人間じゃあ普通辿りつかなそうなんだけど」
『そりゃああれだよ、悪魔の力に目覚めたおかげであの科学者の脳はかなり発達したからね、今じゃあボタン一つで運命を決められるようになったぜ』
「いや、普通にやばくねそれ、地球終わるの? オワタになるの?」
サターテは冷や汗をかきながら聞いた。
『いや、天界がだけど』
「天界かい! 星じゃねえのかよ!」
ベルフェVは笑いながら
『そりゃああいつにだって子孫がいるんだぜ! そんなことしないよ普通! それにあいつはエゴイストだから自分は死んではいけない死んだら駄目な正義の科学者だ! 悪魔になってもそれは変わらない! とか言い張ってんだぜ、ある意味そういう性格で助かったよ、契約するのもかなり大変だったけど、俺が動かなくていい方法だと思うとさすがに頑張るわ』
「その努力を他の方向に向けることが出来なかったのは残念だと思うぜ」
サターテは呆れながら言った。
『ちなみに、俺の父上と母上と他の兄弟も俺に頼ってその科学者を使って全員ホルマリン漬け状態であるのだ』
「え、それは知ってるよ、前にお前の家に行ったときになんか怪しげな機械が置いてあってその時お前の契約した博士に聞いたぜ、そもそも博士がお前のパソコンを持って行ってくれって言ったから俺は学校に行くとき持って行っていったんだぜ、報酬の代わりに」
ベルフェVは驚いた顔をして、
『そっそうなの! あいつ何も言わないからびっくりしたよ』
「いや、お前あの時データだけなのにスリープ状態だったじゃんか」
そうこうしているうちに目的地に着いた。
『良かったな、俺とお前以外はまだこの店の存在に気づいてないぜ! このまま俺の分のフュギアも買うんだ!』
「いや、奢らねえぞ、そもそもお前は俺にかけで負けてんだぜ、先にお金を払え!!」
ベルフェVは面倒くさそうな顔をして、
『分かったよ、はい10000円分』
と言って、パソコンのプリペイド10000分を渡した。
「まあ、別にそれでもいいけど」
こうして、サターテはフュギアを無事買うことが出来た。
ベルフェVが怒るので仕方なく二つ買った。
『ありがとうだ、金は必ず返すぜ!』
「せめて現金でほしいよ」
サターテは呆れながら言った。
『分かったよ、そういやお前が一緒に暮らしている女の人ってどんな人だ』
「おう、会いたいのか、他の大罪は今のところ誰も言わなかったからな」
ベルフェVは笑いながら
『まあ、ルシーフェとヘルブブとタンレビだからな、あっ! でもアンモとアデモウスはあってみたいって言ってたぜ! ついでにベルーラを倒した奴もいたら会ってみたいってさ! お前はベルーラが誰に殺されたのか知ってるの、だからこそ殺されたことを知ってると踏んでるんだが』
「ああ、今居候してる女の人の妹さんだよ」
ベルフェVは笑いながら
『マジパねえ! 会ってみてえええええええええええええええええええええええ!!』
と言った。
「まあ、また来たときに会ってもらうよ、それでいい?」
『良いぜ! 別に!』
取り敢えず約束をした。
『そういや妹さんて一体何やってる人なの?』
「エクソシストらしい、まあ悪魔が人間界の均衡を崩そうとするときに動くみたいだから別に俺らは何もやましいことしてないし大丈夫じゃない?」
ベルフェVは笑いながら
『そうだな! あの科学者が人間界に大分影響する知識をもってはいるけど、人間界に解き放とうとは思ってないし、俺も人間界で何かしたいと思ってもないし、大丈夫だろう、そういやお前の契約者って元気? お前も俺と同じく契約者少ないでしょ』
「まあ、ここにきてまた一人契約した人間いるけど……あ、しまったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
サターテは急に叫んだ。
『どうした、何をそんなに後悔してんだ?』
「いや、今思ったんだが、あいつ男だった、そうだ、女の子を契約させれば俺はハーレムが築くことが出来るのに、何でこんな男ばっかりのチームが出来るんだ! なぜだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ベルフェVは
『まあ、次の機会にかわいい女の人の願いを叶えるために計画性を持って行動したら、お男は奴隷同然に使えばいいんじゃね?』
「そうか、自分のしたくないことは男に任せて、女は俺のハーレムをさせればいいのか! これぞまさに男女差別撤廃だ! なんて素晴らしいんだ! そしてできたらアニメのキャラと契約したい!!」
『俺もだがまだ無理だろうな』
サターテは信じられないと言う顔をして
「なぜだ! あの科学者は!」
とベルフェVに聞いた。
『あいつはまだ今開発の真っ最中だ』
と言われてしまった。
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そして、マアリの家に帰ったら
「お帰りなさい、パソコンを持ってどこを言ってたんですか、サターテ君」
とマアリが出迎えてくれた。
「あ、マアリちゃん、こいつ俺の友達のベルフェVってんだ」
『お初にお目にかかります、ベルフェです。ベルフェゴーレの711世代の息子です、以後お見知りおきを』
「こちらこそこんにちは、そうなんだ! サターテ君のお友達の、何でパソコンの中なんですか? もしかして、恥ずかしがり屋さんですか?」
それを聞いてベルフェVは笑いながら
『何この人間! 可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!! 萌ええええええええええええええええええええええ!』
と言って喜んだ。
『何こいつ、面白おおおおおおおおおおおおおおおおお! 違うよ、俺は面倒臭いからホルマリン漬けにしてもらってパソコンでお話をするタイプだよ』
「ホルマリン漬け!! 苦しくないんですか!」
『全然、俺が好きでやってることだし、怠惰の罪は怠惰の為なら色々な手段を取るのだ!!』
とベルフェVは自分の説明をした。
それを聞いてマアリは、
「そっそうなんですね」
と納得した。
『じゃあ、そろそろ帰るは、今度はどの大罪が来るかな! 楽しみにしとけよ!』
と言ってキャラクターがドアに入りドアがパソコンから消えた。
「変わったお友達ですね」
マアリは笑いながら言った。
「まあ、たまにこんなことあるけど我慢してね」
「いいえ、あなたにも大切な友達がいるんだなと思いまして」
サターテは遠い目をしながら
「まあ、幼馴染もある意味友達なんだな、……美少女とが良かった」
サターテは悔しそうに言った。




