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17話『嫉妬』

サターテはスーツを着たタンレビに言った。


「取り敢えず黙ろっか、うるさいし」

「ああん! てめえには言ってねえだろうがあああああ!」

ガスッ!


タンレビがサターテの顔面を持っていたナイフで突き刺した。


「このアマは」

「お前の弁当だけじゃ胃袋が満たされないんだよな」

「酷いよおおおおお!」


サターテはナイフが刺さったまま


「いやお前が酷いだろうが、てかそれ言うためだけに人間界に来たのかよ」

「そうだよ、だってヘルブブ君のこと好きだもん」

「はあ」


ヘルブブどうでもよさそうに返事した。


「何でそんなに興味なさそうなの? ねえ、何でなの? ねえってばあああああああ!」

「リア充爆発しろよ」

「知ってるだろ、吾輩は食べること以外の興味がほとんどないんだよ」


サターテはこそっと言った。


「いやここはいい言葉言って慰めてくれねえ、このままだと俺の体の刺す部分が無くなる」

「何でお前はされるがままにナイフがあらゆるところに刺さってんだよ、抵抗しろよ」


サターテは真面目な顔で


「いや、タンレビでも一応美少女の分類だからSMプレイだと思うと興奮する方かなっと思って」

「セクハラだからやめてくれる」


タンレビは引いた顔で言った。


「そんなにイケメンがいいのか! クソッタレエエエエエエエエエエエエエエ!」

「そりゃそうでしょ」

「吾輩そんなにイケメンではないと思うが」


「「イケメンは皆そう言うんだよ!!」」


サターテとタンレビはそろって言った。


「てか、あんた魔界追い出されたんだって、何やってんのバカなの?」

「いきなりの罵声ありがとうございますね本当に、まあそうだな今はキャワイイ女の人と一緒に楽しく暮らしてるのだ、いいだろ」

「最初の言葉で誰もかもがお前にドン引くことだろうな」


ヘルブブは呆れながら言った。


「それより~、私ヘル君のためにお弁当作ったの、食べてくれる、食べてくれるよね! 食べるんでしょ! 食べてよ! 食べ……」

「おい、それエンドレスに続くのか、無限ループでもさせるつもりか!!」


サターテは怒りながら言った。


「まあ食べるよ」


そう言って、ヘルブブはお弁当を貰うと


「嬉しい! ヘルブブ君が私の徹夜で作ったお弁当食べてくれてくれるって言ったよサターテ君」

「クッ! 恋する女はかわいく見えるなんて誰が言った! それが俺を惑わせるううううううう!!」

「「キッショ!!」」


サターテは二人にドン引きされた。


「とはいえさすがは嫉妬の罪の悪魔だべ、超うるせえ」

「え、うるさいだけ、怖いじゃなくて」


ヘルブブは疑問をサターテにぶつけた。


「ヤンデレはまだ可愛い方だろう、一番ヤバイのはサイコパスだろ」

「君の状態を見ただけでも、彼女は十分サイコパスだけどね」

「やだ~彼女なんて~照れる~」


タンレビは照れながら腰を振り振りしながら言った。

サターテはすでにナイフまみれのところをもう一つ刺された。


「そろそろやめろ、さすがに吾輩も見てられんぞ」

「もう~分かった~」


そう言ってタンレビはサターテに刺さっていた大量のナイフを抜いていった。


「お前は、いつの間にこんなに刺したんだ」

「こいつ自分から刺さりに行ったんだよ」

「ゲヘへへへへ」


「「うわあ」」


取り敢えずタンレビはサターテの尻以外のナイフを抜いた。


「いや、尻のところも抜けよ」

「いや、自分でもいいとこ刺さったなっと思って」

「良いんじゃね、悪魔だし死なねえよ」


取り敢えず放置した。


「そういや、お前これからどうするの? まだ食べ物や行くの?」

「行くの……」


サターテの質問を耳にしてタンレビは不気味に笑いながら言った。


「いや、これ以上タンレビを放置すると面倒だ、取り敢えず帰ることにするよ」

「まあ、最後の店って言ってたし、そりゃそうだな、タンレビはどうするの?」

「え……普通にヘル君と帰るけど」


タンレビはキッパリ言った。


「そうですか、僕には興味なしですか、本当ありがとうございます」

「じゃあな、また……」

「あ、ちょっと待って」


帰ろうとするタンレビとヘルブブをサターテは止めた。


「うん? 何だ?」

「いや、すっかり忘れてたは、ルシーフェはうざかったから言いそびれたけど賭けは俺の勝ちだぜ」

「「え、何の賭け?」」


2人は何を言っているのかを分かってそうになかったので、サターテは説明した。


「ほら、昔お前がパシってたベルーラが人間界で死ぬかで賭けたじゃん」

「「ああ~そんなんあったな、てか死んだんだ」」


ヘルブブとタンレビは思い出した。


「「じゃあ、10000円出すは」」

「チャース」


サターテは嬉しそうに言った。


「てか、ヘルブブいいのか、さっきだいぶ貰ったけど」

「え、あれは案内のお礼だからいいけど」

「さすが優しいなあ」


サターテは嬉しそうにした。


「そうだ、他の皆にも言っといて」

「ああ、いいぞ、確か賭けてたのってルシーフェとタンレビとベルフェとアンモとアデモウスと吾輩だったっけ、圧勝したなお前」

「へっへ~ん」

「まあ別にねえ」


タンレビはどうでもよさそうに言った。


「じゃあな友よ、また会おう」

「まあ、元気でやんなよ」

「おう、じゃあな」


そう言って2人は帰って行った。

そして、サターテは大金と賭けで勝った2万円を持って帰った。


「ただいま、サターテ君」

「おう、お帰り」


マアリが帰ってきた。


「サターテ君相談があるんだけど」

「何?」


マアリはチラシを出し


「この部屋も二人だと狭いしディビーがいたときもかなりの狭さだったしここから近いところに広いマンションがあるから引っ越さない?」

「うん? いいけど別に、そうだ今日ヘルブブが大食いにチャレンジしてなんか大金くれたからそれで引っ越そうぜ」


マアリは驚いて


「このお金大食いでもらったんですか!」

「ヘルブブはなんか案内したお礼だから貰った大金全部くれた」

「そっそうなの、いいのそのお金を使っても……」

「別にいいだろう、いらないって言うんだし捨てたら犯罪だぜ」


こうしてそのお金をマアリは不安を感じてはいたがサターテが半ば強制的に使い引っ越した。


「でも、叶子さんとは近所なんだ」

「まあ、向かいの大きいマンションですからね」

「ライバル関係かな?」


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