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彩香邸


──彩香邸


「ここが、彩香の家?」

「はい。私とお母さんが住んでいます」


 父親が住んでいる本宅に比べると劣りはするが、それでも立派な邸宅だった。

 本宅との違いは鉄条網や監視カメラなどがないことだろう。


「お母さんに挨拶しなきゃ(使命感)」

「……あの、今日はいません」

「そ、そうなのか(´・ω・`)」

「なので、今夜は誰もいません」

「そ、そうなのか(* ̄ー ̄)」





 彩香邸の居間には長ソファがある。その長ソファはテーブルをはさんで二つあり、片方にリリーが座ると、向かい側に彩香が座る。



【選択肢】


①『「もっと、そばに座ったら?」と誘ってみる』


②『もっと彩香の近くに座る』


③『話をする』



「もっと、そばに座ったら?」


「えっ? は……はい」

 彩香は顔を赤らめながら、リリーの座るソファに腰をかける。リリーはソファの真ん中に座っていたが、彩香のために席を空け端へと座り直す。しかし、彩香はリリーとは反対側の端に座る。


「………………」

「………………」


「彩香、話をしてもいいかな?」

「はい」



【選択肢】



①『睡眠薬を飲ませたあの男は一体……?』


②『あのデブは一体何の取り引きを……?』


③『君の父親のことなんだけど……』


④『いやー。殺されなくてよかった!』



「君の父親のことなんだけど……」


「……はい」

「その、魅杏から……理事長からある程度のことは知っている。今朝の事から君の状況は」

「……私は……城東会の……総長の娘です」

「やはり、そうか」


 リリーはその事実を伝える彩香の表情を見る。とても苦しそうな表情だった。

 リリーは加奈子にみかじめ料をせびろうとする城東会の者は訊けなかった。おそらく、彩香は知らないだろう。彩香は父親とは距離がある。ヤクザだということ。それが彩香を困らせている悩みの種。彩香はなるべくヤクザとは離れたいのだろう。



【選択肢】


①『何があっても君を守る。君は私の後輩だから』


②『何があっても君を守る。君は私の妹分だから』



「何があっても君を守る。君は私の妹分だから」


「あ、ありがとうございます。お姉様」

 彩香は頬を染めながら、答える。



「ところで、お姉様はなぜ統御学園に来られたのですか? 理事長からの推薦で入られましたけど」



【選択肢】


①『この学園で学びたいことがあったからさ』


②『もちろん、彩香に出逢うためさ』


③『それは、教えたくない……ごめん』


④『素敵な旦那様を探しに来たの!』


⑤『私の嫁を探し求めて来たのさ!』



「もちろん、彩香に出逢うためさ」


「あっ……そっ……そんな…………。じょ、冗談はやめてください。お姉様」

 彩香は顔を真っ赤にした。

「冗談なんかじゃないよ」

 リリーの言葉に彩香はさらに顔を真っ赤にした。


(ちょっと、話題を変えるか)



【選択肢】



①『身長はいくつだったけ? 忘れちゃった』


②『体重はいくつ?』


③『スリーサイズは?』



「そう言えば、身体測定あったよね。

 スリーサイズは?」


「えっ? なっ、何でそんなことを。いっ、言ったじゃないですか。152cmって」

「違うよ。それは身長。もう、聞いたよ。スリーサイズだよ。胸囲測定したよね。おっぱいだけでもいいから。教えて」

「えっ、あの……そんな…………やめてください。お姉様」

「彩香に、ブラをプレゼントしたいときに必要なんだ。ダメかな?」

「ぁ…………ぅ…………ゃ…………」

 彩香は耳まで真っ赤にして押し黙ってしまった。これ以上は聞けないだろう。リリーはそう思い、セクハラをやめる。



【選択肢】


①『もう一度、「もっとそばに座らない?」 と誘ってみる』


②『もっと、彩香の近くに座る』



「もっとそばに座らない?」


「はっ、はい」

 彩香はリリーにくっつくように近づき、座った。

「……ち、近いですかね?」

「彩香」

「はい」

「大好き」

「きゃっ」

 リリーは近づいてきた彩香をソファに押し倒した。


「彩香、またキスしてもいい?」

「あっ、ダメですよ。お姉様」

「そんなこと言うと、くすぐるよ」

「あっ、あっ……やっ、やめてください。お姉様。……あっん」

「大丈夫、首にするから……ね」

「あっ、あっ…………いっ…………一回だけですよ……くっ……んっ」

「やったー!」

 リリーは彩香の首筋にキスをした。


「あっんっ!」



 このあと、夜遅いのでリリーは泊まるよう彩香に言われた。

 彩香は寝室。

 リリーはソファ。

 リリーは加奈子に百合子からの手紙を渡さずに夜が明ける。




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