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国なんて知ったこっちゃない、俺に大事なのは嫁だけだ  作者: 七風


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一体 にゃんにゃのよ!

夜。


猫たちが集まっていた。


今日も猫会議。


議長はいない。


議題もない。


ただ、猫が集まっている。


「にゃー」


「にゃ」


「にゃー」


エリザベスは少し離れたところで座っていた。


(……また始まった)


一匹の猫が前に出る。


「にゃー」


みんなが見る。


「にゃ」


別の猫が返す。


「にゃー」


さらに別の猫が鳴く。


「にゃ」


(何の話?)


エリザベスには分からない。


でも、みんな真剣。


どうやら重要な話らしい。


しばらくすると、一匹の猫が突然立ち上がった。


「にゃあああ!」


「にゃ!」


「にゃー!」


「にゃにゃ!」


一気に騒がしくなる。


(うるさい)


エリザベスは耳を伏せた。


すると、一匹の猫がエリザベスを見る。


「にゃ?」


(何?)


「にゃー」


(知らない)


「にゃ」


(私は関係ない)


猫は少し考えた。


そして。


「にゃー」


別の猫のところへ行った。


(……逃げた)


会議は続く。


今度は二匹の猫が向かい合っている。


「にゃ」


「にゃー」


「にゃ」


「にゃー」


エリザベスは見ていた。


(……これ、喧嘩?)


と思ったら。


二匹とも急に並んで寝た。


(寝るんだ)


その横では、別の猫が毛づくろいをしている。


さらに別の猫は、何故か会議の真ん中で寝ている。


誰も注意しない。


(自由)


しばらくして、一匹の猫が人間の店員に近づいた。


「にゃー」


「どうしたの?」


店員が撫でる。


「にゃ」


満足そうに去っていく。


(……あれは何だったんだろう)


エリザベスは考えた。


そして。


(たぶん、重要)


よく分からないけど。


みんなが集まっている。


猫がいっぱい。


寝る場所もある。


ご飯もある。


おやつもある。


(ここ、いい)


会議の内容はどうでもよかった。


そのとき。


「にゃー!」


一匹の猫が突然走り出した。


みんなが追いかける。


エリザベスも見る。


店員が慌てて追いかける。


どうやら、誰かが置いていたおやつを発見したらしい。


(……会議、終わった)


猫たちはおやつの前に集合した。


一斉に食べ始める。


エリザベスも混ざった。


(会議より、こっち)


今日も猫会議は、何も決まらなかった。


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