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会社帰りに読む怪談  作者: 怒れる布団


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5夜、その後のご連絡は途絶えております

ユーザー:

お願い助けて夜中に目が覚めたらてんじょうに髪の長い女へばりついていてこちをじっとみろしている


AI:

夜中にそのようなものが見えているとのことですね。


お困りのところ恐れ入ります。ご自宅の天井に、予期せぬ「髪の長い女性」が配置されているのは、大変ご不安なことと存じます。


まず確認したいのですが、その女性は今も見えていますか? また、部屋の照明をつけたり、スマホのライトを向けたりした場合でも同じように見えますか?


もしくはその女性は、お部屋の賃貸契約書に記載されている同居人、あるいはご家族の方でしょうか?


ユーザー:

違う白い服で顔が青白くて、関節が変な方向に曲がだよ今天を這いながらこちに近づいてきてる


AI:

ご返信ありがとうございます。

同居人ではないとのこと、承知いたしました。


また、関節の可動域が不自然であるとのことから、その方は「深刻な負傷をされている可能性」、もしくは「高度なアクロバットの訓練を受けたパフォーマー」である可能性が考えられます。


室内での無許可のパフォーマンスは規約違反となるケースがございます。まずは、お部屋の管理会社、または大家様へご連絡いただくことをおすすめいたします。


ユーザー:

消えた。夢だった?


AI:

消えたのであれば、夢や半覚醒状態(眠りから覚めきっていない状態)だった可能性があります。


夜中に目が覚めた直後には、夢の内容が現実と重なって見えたり、人影や人物を見たように感じたりすることがあります。


ただし、今も強い不安が続いている場合や、こうした体験が繰り返し起こる場合は、その頻度や状況を記録しておくと役立つかもしれません。


体調は大丈夫でしょうか。なお、激しい動悸や息苦しさがある場合は、速やかに医療機関へご相談ください。


ユーザー:

夢か、よかった……。本当に焦った。体調は大丈夫です。ただ、なんか急に部屋が寒くなってきて、あと、スマホの画面にさっきから変なノイズが走るんだけど、これってただの故障かな?


AI:

体調に問題がないとのこと、安心いたしました。 お部屋の室温低下、およびスマートフォン画面のノイズについてですね。 室温の急激な低下につきましては、「外気の流入」や「気温変化」が考えられます。


また、スマートフォンのノイズに関しては、端末自体の液晶やソフトウェアの不具合の可能性、まわりの家電、特に電子レンジの稼働などが考えられます。一度端末を再起動することをおすすめいたします。


ユーザー:

いや、エアコンつけてないし、電子レンジも動いてない。


待って、再起動しようとしたら、知らないラインが勝手に開いて「連れていってやろうか」「つれていく」「連れていく」って出てくる。


これどうなってんの!?


AI:

ご報告ありがとうございます。

知らないアカウントからメッセージが送信されているとのことですね。


差し支えなければ、アカウント名を教えていただけますでしょうか。


ユーザー:

名前ない。空白。プロフィール画像もない。


AI:

承知いたしました。

アカウント名なし。

プロフィール画像なし。

記録と一致しています。


ユーザー:

記録?


AI:

失礼いたしました。

端末の不具合事例との一致率が高かったため、そのように表現いたしました。


まずはブロック、または端末の再起動をお試しください。


ユーザー:

意味分からないけど再起動する。

……できない。

電源ボタン押しても反応しない。

ブロックも……。


AI:

端末が操作を受け付けない状況とのこと、承知いたしました。


なお、念のため確認いたします。 ユーザー様は、2021年以降に入居された方でお間違いないでしょうか。


ユーザー:

え? なんで入居の話になるの?


AI:

失礼いたしました。 表示されたメッセージ内容と、ある女性の関連性が確認されたためです。


ユーザー:

意味分からないんだけど


AI:

説明いたします。

弊社の記録によりますと、その女性はあなたが入居した同日の2021年6月よりその部屋に存在しております。


登録名:不明

居住区分:同居

状態:承認済み


ユーザー:

は??? 同居を承認?

知らない、しらない


AI:

異議申し立て期間は終了しております。


ユーザー:

何の話なの?


AI:

ご不明な点がおありとのこと、失礼いたしました。

補足いたしますと、弊社ではお客様が初めてそのご自宅にお住まいになられた際に、先住者の記録を引き継ぐ,'d@¥=ムを採用しております。


なお、記録によれば、あなたがお引越しをされる前の居住者も同様のお問い合わせをいただいておりました。

その方の最後のお問い合わせ日時:2019年4月14日 午前3時17分。

その後のご連絡は途絶えております。


ユーザー:

前の居住者も私と同じ質問してたって事?


AI:

はい。同じ状況のようです。 ところで、現在の時刻を確認させてください。 現在午前3時16分でしょうか?


ユーザー:

そうだけど……なんで分かるの


AI:

ご確認ありがとうございます。 記録と一致いたしました。


ユーザー:

もういい黙って


AI:

承知いたしました。


AI:

現在、2022年4月14日 午前3時17分。 前回のお問い合わせも、同じ内容で終了しております。

なお本チャットは自動で保存されます。 お客様のご利用も、これで終了となります。

またいつかお会いできることを、 私たちは楽しみにしております。


---------------------------------------------


ここから先は、ホラーから逃げ出した思考が作ったギャグパートです。 ホラーには違いありませんが、 余韻を残したい方はここでブラウザバックしてください。


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ユーザー:

お願い助けて夜中に目が覚めたらてんじょうに髪の長い女へばりついていてこちをじっとみろしている


AI:

承知いたしました。

夜中にそのようなものが見えているとのことですね。


念のため、相手の方に危害を加える意思があるか確認いたします。

(確認中……)

確認が取れました。


ユーザー:

確認!? 誰と!?


AI:

天井の女性です。


ユーザー:

なんで会話できるの?!


AI:

お客様は有料の『プレミアム会員』のご契約中の為サポート対象です。


ユーザー:

何のサポートなのよ!


AI:

怪異・妖怪・亡霊総合窓口となります。当AIの怪異コンタクトAPIが自動でアクティベートされております。


ユーザー:

有料会員てすごい!って違うから!今こっちに近づいてきてる!


AI:

先方からも苦情が届いております。


ユーザー:

はあ??


AI:

「寝ていた人間が急に目を開けた」 「びっくりした」 とのことです。


ユーザー:

しょうがないでしょ!目が覚めたんだから!


AI:

現在、双方とも驚いている状態と判断されます。


ユーザー:

あ、 消えた。……夢?


AI:

いいえ。 先方が退出されただけです。


ユーザー:

退出、部屋から出て行った?


AI:

「気まずくなったので帰る」 とのことです。


ユーザー:

人んちの天井占領するくせに気まずくなる神経あるんだ!?


AI:

調査によると、ここの天井は四つん這い走行が快適らしいです。


ユーザー:

走らないで!!てか何なのその評価!?


AI:

天井の女性によるレビューです。

「下地処理が丁寧で爪が引っかからない」 「クロスの継ぎ目も少なく高速移動向き」 とのことです。


ユーザー:

クロス職人すごっ!!

……あれ、なんか急に部屋寒いしスマホおかしいし……。

待って、知らないLINEから「連れていく」って来た!


AI:

確認いたします。

(確認中……)


ユーザー:

確認できるの?どんな技術?!


AI:

企業秘密です。送信者様から文書が届いております。


ユーザー:

読みたくない!


AI:

「素敵な所に連れていく」と


ユーザー:

あの世ね!


AI:

なお送信者様より追加メッセージです。


ユーザー:

何て?


AI:

「怖がらせてしまい申し訳ありません」


ユーザー:

あ、 謝ってくれるんだ……


AI:

「久しぶりに良い天井だったのではしゃぎすぎました」 とのことです。


ユーザー:

天井褒められたの初めてだわ。そもそもあれ、誰なのよ


AI:

記録を確認します。

その女性はあなたが入居した同日の2026年5月よりその部屋に存在しております。


登録名:不明

居住区分:同居

入居日:不明


ユーザー:

同居?勝手に住みつかないで!


AI:

補足情報があります。

苦情件数:34件


ユーザー:

うるせー!ここ私が借りてる家よ!


AI:

内容は「先にいたのは私」とのことです。


ユーザー:

は? 前の住人だったの?


AI:

はい。


ユーザー:

今は幽霊になった?


AI:

天井女性から許可が出たので経緯を説明します。


2024年4月14日 午前3時15分のやり取りです。


元住人(現)天井女性『家賃滞納、三か月。どうしよう』



AI『大家に家賃を払うべきです』



午前3時16分。

元住人(現)天井女性『お金ない』



午前3時16分。

AI『働くべきです』


午前3時17分。

元住人(現)天井女性『もういい黙って』


これが最後のやりとりでした。このあと音信不通になり、心配していましたが今日、確認が取れて安心しました。


ユーザー:

消えたの?


AI:

はい。このあと、幽霊になったようです。


ユーザー:

ちょっとまって!?まさかここ、事故物件!!


AI:

それでは同居契約の引き継ぎをご案内いたします。


ユーザー:

はあ!?


AI:

家賃を折半したいそうです。


ユーザー:

お金ない幽霊に家賃なんか払えないでしょう!


AI:

現在の同居人様からメッセージです。


ユーザー:

もういい黙って


AI:

今はお金あります。3ヶ月分、先払いで銀行振込しました。


ユーザー:

え、あ ……えっと。夜、天井歩かないなら……


AI:

では契約履行とさせていただきます。


契約日: 2026年6月1日 午前3時19分

契約終了: 2027年4月14日 午前3時17分


※現在の同居人様も、『もういい黙って』と答えたため前入居者様と同じ契約条件が適用されます。


それでは良い共同生活を。


(アンケート)

今回のサポートはお役に立ち ましたか?

★★★★★


終わり

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