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第四十二話 八百万の神への決意

いやー……終盤になるにつれて淡白になりそうな感じが俺の中でも見受けられますが、頑張らせてもらいます。

正直今回は短め。

ご了承願う。

 さて、大晦日のバタバタが終わり、正月に。


正月とはいえ、俺は特別に袴なんて着て参拝をしたりはしない。


自然体が一番いいよな、という感じで青いセーターにGパン、黒いコートという格好にいつもの黒マスクを装着して参拝に臨んでいった。


相変わらずの初詣の人混みだ、夏菜を探すのにも一苦労である。


まあ、こういう時はホント便利な時代だな、と思うのがスマホであって。


メールを送ったら何処にいるかは分かるのはいいのだけど……多すぎるくらいに多い。


そりゃあ北海道神宮に比べりゃマシだろうけども、地元の神社は遠い。


ここまで来るのにはバスを使ったほうが早いくらいだが、そのバスも今日は通らない。


で、この人集りだ、面倒くさいことこの上ない。


並ぶこと10分、漸く俺は夏菜と合流することに成功した。


手を振って俺を呼ぶその姿は、薄いピンクの着物という、これまた夏菜らしい、可愛らしいものを選んできたな、という感じであった。


「ほんっと、多いよね、人さー……」


「……そうだな……マジで並んだしな……」


全くその通りである。


人集りが尋常じゃないんだよな、本当に。


お陰様で神社は潤っているんだろうけどさ。


「とりあえずさ……参拝するべ?」


「うん!!」


やっと列が落ち着いたところで、俺と夏菜は礼儀作法に倣って、パン、パン、と手を合わせる。


俺はこの時に、神に誓ったことがある。


八百万の神に。


夏菜とずっと一緒にいるために、美空を俺から引き離すこと……それを絶対に今年中にはしないといけない、というのが俺の誓いだ。


……夏菜がどう思っているかは知ったことではないが、夏菜も俺と一緒にいたいと思うのはあると思う。


だから敢えては聞かなかった。


顔を上げ、俺たちはクジを引くことにした。




その結果は。




俺が中吉、夏菜がまさかの大凶だった。


これを見た瞬間、夏菜は固まっていた。


「ど、どうしよう……大凶が出ちゃったんだけど………」


「……夏菜、とりあえず怨結びするべ? それで運気は晴れるっしょ、少しは。」


「そ、そうだよね!! そうする!!」


夏菜は何故か軽い足取りで怨を結んだ。


この姿を見て、俺はカワイイな、と本気で思った。


こんな可愛い彼女が居ていいのか、というくらいである。


俺は改めて、夏菜を守らなければいけないな、ということを誓った。


そして俺を縛っている美空という“呪縛”を解くために、俺は前に進むことを決めたのである。

次回から……というのはまだ時期尚早か。

まだ色々行事残ってるしな。

バレンタインとか、クラス替えとか。


しばらくはまったり系でいきます。

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