第三十九話 体育祭(前編)〜〜沢城、奮闘する〜〜
この回は体育祭です。
司会で奮闘する沢城を書きたいと思ってます。
12月頭。
体育祭が始まった。
北海道の冬は寒い。
ましてや札幌は、毎日雪掻きをしないとまともに外も歩けないほどの降雪量。
手稲から来る俺や夏菜にとっては、電車が遅れるなど日常茶飯事。
……まあ、今日はまだ許容範囲だったので、余裕を持って到着できたのは幸いしたのだが。
北海道民はカイロを背中に付けて暖を取る。
……と言っても俺も競技に参加するので、出番の時以外は暖房が通ってるのかが分からないくらいの体育館内で、ずーーーーーーーーっっっっっっと、アナウンスをしなくてはいけない。
……地獄である。
「バレーボールAコート、2年3組対2年7組の試合が次にありますので、準備をお願いします。」
……とにかく俺はこんな感じでアナウンスをしなければいけない。
寒さに耐えながら。
夏菜も夏菜で、色々頑張っているようだった。
ギャラリーの案内をしなければいけないのだから。
筧さんも体を張っているとはいえ、2人だけでは心許ない。
……助けに行きたいが、俺も出番がもうそろそろなので、行かなければならない。
何せ俺はバレーボールでエントリーしているからな。
俺はスタンばってた森沢さんとバトンタッチをした。
記録もしなくちゃいけないから、前試合の記録も全て終えた後で。
俺のクラスは、最初は4組との試合だった。
……俺はタッパがあったからエース級の活躍を謎に発揮して、圧勝で終えた。
そんなに運動神経がいいというわけでもないんだけど。
悪いわけでもないが。
ただ、俺が悔しかったのは謎に注目されることじゃない。
夏菜の応援に行けない、という事実が……。
他のクラスのアナウンスもしなくてはいけないので、夏菜には了解は貰っているが本当は俺も行きたかったんだわ……。
本当に世知辛いものだよ、マジで。
こんなことになるなら立候補するんじゃなかった……と、自己中なことを俺は思っていたものだ。
そんなこんなで事態は準決勝にまで行くことになる。
俺の腕の見せ所だ、と思っていたので、派手に盛り上げるよりも淡々とやろうと俺は一つ肩を回した。
書いちゃうと淡白になりそうだったので、激務をこなす姿はカットさせてもらいました。
この裏で沢城は、カリカリカリカリカリ!!! って、ペンを死ぬほど動かしてましたww
次回、葛藤編IIの最終回です。
次回が終わったら最終章に参りますので、よろしくお願いします。




