第三十六話 生徒会選挙(前編)
もう終盤まで入ってきているのは事実ww
2月後半に連載を終える予定になりました、計算したらwwww
11月後半になった。
新陽高校では、体育祭前に新生徒会役員選挙、というのが行われるらしい。
俺には縁がないものだな、と思っていたのだが。
一年生からは副会長と書記を決める、とのことだ。
マジで興味は1ミリも無い。
本当に誰も立候補しないでくれ、そう思っていたのだが。
……どういうわけか、俺が立候補しろ、という空気が漂っている……。
本当に辞めてくれ、ボロが出るだけだ。
第一生徒会にそんな権限はないからな、実際合切で言ってしまうと。
あくまでも「生徒の代表」なんだから、そもそも「嫌われ者体質」の俺がそれになって良いはずがない。
みんな何に期待しているのだろうか。
そこまで打算的じゃないし、かといって学校では夏菜と登下校したりするくらいで、それ以外では授業以外じゃあ暇も暇なんだよな。
さて、どうなるか……。
他クラスで出なかったら信任になるらしいから、俺は被った奴と戦って、無様に負ける方がいいよな、うん。
そうだよな、就職や進学でそれなりにアドは取れるだけだし、内申は上がるよな……いかんいかん、なんで立候補する流れになるんだっての。
絶対やらねえぞ、絶対……。
と、ここで、ハイッ!!! という大きい声が。
渡辺か……? とは思ったが、聞き覚えと聞き慣れした声が。
「私……書記に立候補します!!」
夏菜だった。
まさかとは思ったが、そのまさかが当たるとは……。
いや、こうなれば夏菜の恋人として、やるしかない。
アイツが書記なら俺は勿論。
「……じゃ、俺副会長で。」
正直浅慮すぎるし、クソ寒い理由の立候補にはなってしまうが、ともに乗りかかった船だ、ならば俺はそれに付き合うだけだ。
「よし、じゃあ俺が申請しとくから……スピーチ、考えておけよ?」
……ちなみに柿原先生は生徒会を担当しているらしい。
多少は長くなってしまったが、あの人の本音は自分のクラスから役員を出したい、というところだろうな。
責任重大な候補だが、やるからには責任を持つしかないな、俺はそう決めた。
帰り道。
夏菜と帰っている時だった。
話題は今日の生徒会の立候補についてであった。
「あのさ……なんで立候補したんだ? 夏菜。」
マジで分からないからな、夏菜が書記に立候補した理由が。
だからこの際なので聞いてみたかった。
「うーん……なんて言うんだろうな、やってみたいこと、やってみようかな、って。なんかさ、かっちゃんと付き合ってからさ……もうセーブしなくていいんだ、『私』を出していいんだ……って思うようになったんだ。」
「……それが生徒会、ってわけか……」
「そそ!! だってさ、カッコいいじゃん? 憧れてたんだよ、生徒会!」
今の夏菜には自信が漲っているのが分かる。
俺じゃなかったら今の自分はない、夏菜は前に俺とデートした時にそう言った。
付き合う前ならむしろ俺の方が気を遣っていたくらいなのが嘘みたいに、お互いに遠慮が無くなってきているのもまた事実だ。
やっぱり、伴侶になる女性はこれくらい強くて優しくなければな。
「……カッコいい、か……それだったら俺も全力でやるか……ガラじゃねえのは分かってるけどな、自分でも。」
「ガラじゃないとか無いよ、かっちゃん! かっちゃんはむしろ合ってるって! なんて言うのかな、上手いこと間に入れる、っていうのかさ……?」
「そう思うのかよ。……そんだけ俺は……新陽で株を知らぬ間に上げてた、ってことでいいのか? 夏菜。」
「絶対上がってるよ! だってなんかさ、いい意味で丸くなったしさ?」
丸くなった、とは自分でも思う。
夏菜に過去を明かしていなければ、こんなに楽な思いはしていないと思う。
客観的に見ても、主観的に見ても俺は夏菜の方が株が上がっている、そう言える。
それに、俺は一つ目標が出来た。
夏菜と一緒に生徒会選挙に勝つ、その一心で俺は望むことにしたのであった。
11月1日からキネノベ第4回の募集が開始されるみたいですが、この作品を投稿する予定はないですw
予定より早くなっちゃうしね。




