表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マンドラゴラ戦隊 声優たちの日常~収録現場は今日も賑やか~  作者: ゆめ@マンドラゴラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
49/53

第49話 アイス日和

 外に出ると夏の日差しが眩しかった。


「アイスを食べに行くのはいいけど、どこにあるの?」

「あっちー」


 猫が元気いっぱいに歩き出す。

 あっちは確か駅方面ね。


「新しいお店?」

「そうそう、ほらこれー」


 差し出されたスマホの画面には、新しくオープンしたアイス屋の写真が映っていた。

 背景には駅近くの公園が写っている。


 カップルや家族連れが多くて、私はあまり近付かない場所だった。

 彼氏の一人もいない私にはあの空間は眩しすぎるのよ。


「トリプルもできるらしいんだ」

「やめときなさい、溶けるわよ」

「じゃあダブルにしよ」

「そうしなさい」


 カップとコーンが選べるのは普通。

 ただこのお店、クレープ生地も選べるらしい。


「クレープの生地は米粉使ってるんだって」

「この間、熊さんがパンケーキに使ったやつよね」


 普通のパンケーキとは少し違って、もちっとしていて美味しかったわ。


「あれ、日向こはるじゃない?」

「似てるけど違うかな?」


 猫と何の生地にするか悩みながら歩いていた私は、そんな周囲の声に気付かなかった。


「あっ、お店はっけーん!」

「お客が少なくてラッキーね!」


 何とこのお店、店内で食べるとパンケーキも注文できるらしい。


「パンケーキあるなんてネットに載ってなかった……」

「現地じゃないと分からないやつね、ほら、生地を選ぶわよ」


 オープンしたばかりだから、まだ情報が少ないのかしら。


「……こはる、パンケーキ食べたい」

「この間食べたでしょう」

「でも、ほら」


 差し出されたメニューには、熊の顔をしたパンケーキが載っていた。


「季節のフルーツも添えられるんだって」

「アイス店なのよね?」

「店長の趣味です」


 私の言葉に店員さんがにこやかに答えてくれた。

 自由な店長さんなのね。


「僕これ食べたい、それで写真撮って」

「はいはい。何か飲み物頼んでいい? 喉乾いちゃった」

「やったー! じゃあ店員さん、僕はこのパンケーキ、アイスは――」


 何せ支払いは猫。

 遠慮する理由なんてなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ