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アンデッド ─undead─ 一部  作者: 秋暁秋季
第二体 ミエザルメ
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5

「あっ、えと……仏教徒です」

 では何故十字を切った……? 手を合わせるだけで充分ではないか……?

 ぽかんと口を開いて唖然としていると、また慌てて話し出す。

「仏教徒です!! 家にも仏壇があります!!」

「そう……。あとそんなに緊張しなくていいから。敬語も止めて」

 すると愛子さんは困ったように目線を下に向けて考えこんだ。しかし意を決したように深く頷くと返事をしてくれた。

「うん。分かった」

「おっ!! 珍しい組み合わせー……って……。なんで二人ともまぶた腫れてんの……?」

 群青が来るなり一歩後退った。そして私の顔を訝しみながら見た後、雫と愛子さんの顔を凝視する。

 どうやら群青の脳内では私が二人を泣かせた事になっているようだ。……強ち間違ってはいないが、咎めて泣かせた訳ではないので勘弁して欲しい。

「私達は嬉し泣きだよー」

 『ねー』っと雫と愛子さんは同意し合う。それを見て納得したのか群青は『なら良いんだけど』と頷いた。 

 それから適当な話をし、ホームルームになる。ほぼ私が聞く必要のない言葉が耳を素通りしていく。あっ、もうすぐ終わりそう。

「言いたい事は以上。あぁ、それと“優扇音羽(ユウセン オトワ)”」

 突然、先生はこのクラスの副委員長の名を呼ぶ。

 優扇音羽。このクラスの副委員長で、先生から与えられる面倒臭い仕事を健気に、忠実にこなす真面目な子。

 何時も黒のストレートに黒縁の眼鏡を掛けていて、“読書家”というイメージがある。

 副委員長は顔を上げる。迷う事無く先生が彼女見つめ、面倒臭そうに頭を掻く。どうやらまた仕事を頼みたいらしい。

 副委員長は大人しくそれを無表情で見つめ、返答を待つ。 

「ちょっと機材を運んで欲しいんだが──。頼めるか?」

 ちなみに先生は、なんだかんだで良く委員長と副委員長を使う。恐らく仕事の速さと正確さ故の事だと思う。

 彼女はまた黙って顎を引き、同意の意を示した。

「流石副委員長。本当は委員長にも手伝って欲しかったんだが……今日は休みか……? じゃあ誰か手伝ってくれる奴──」

 そう言って先生は教室をぐるりと見回す。どうやら最初は自主性に任せ挙手をし、居なかったら指名して手伝わせるらしい。

 当たり前だが誰も指名などされたく無いのでそっぽを向く。私も面倒なのでパス。

 そんな中、私の真隣の席から軽い声が聞こえて来た。見るとゆるゆるとにこやかに手を降っている。

「はいはい~。俺、やってもいーよ」

 この子は“相楽崚(サガラ リョウ)”。茶色く染めた髪に、着崩した制服。一目で不良と分かる子だ。顔は良いが、女遊びが激しく、事あるごと彼女を変えるという噂がある。しかし私は口説いている姿を見たことが無いし、彼女らしき人物を見た事すらない。端的に言って不思議な人物。

『わーい、音羽ちゃんの登場だー!!』

っと一人勝手に喜んでます……(\_\;

この子は一時期のめり込み過ぎて、他のキャラが頭に入らなかった事があります……。

一話から読んで下さっている方はお分かりかと思いますが、結構キャラに愛を込めます……。

(というか、私の好みをごりごり入れて、推してるんですよね……。ほぼ全員私の趣味全開……)

うざがられそうなので、治す決意をしつつ上手くいかない現実……(;´Д`)



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