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嵐は激しそうです
貴族街入り口に到着したのは約束の五分前でした。
シオン様らしき姿はなく、入り口にあるベンチに座って待つことにします。
「お嬢様、お飲み物をお持ちいたしました。」
ベンチは日差しがとてもよく、喉が乾いていたのでちょうど良かったです。
メイドにお礼を言い、一口飲みます。
レモネードのようです。爽やかでとてもおいしいです。
飲み進めていくと不意に眠気におそわれました。
「お休みなさいませ、お嬢様。」
※※※※※※※※※
やられました。
おそらく、あのレモネードの中に睡眠薬が入っていたのでしょう。
ということはあの手紙も偽物で、私を誘き出すためのものでしょう。
あぁ、どうしよう
困りました。ここに来ることは執事長が知っているはずですが、シオン様と一緒ということになっているので遅くまで帰ってこなくても不審がられないでしょう。
ということは、シオン様が帰ってくるまで助けは来ない、と。
あれから三時間ほどたっていますし、今は六時頃だと思います。
シオン様が返ってくるまであと四時間ほど
それまで何も起こらないと良いのですが…
キィィ
そうはいかないようです…。
錆び付いたドアを開け、入ってきたのは…




