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星の姫君  作者: ノア
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11/20

お買い物です




私達の住むナンシア王国、王都は星の都と呼ばれております。


その王都を円形にぐるりと防壁が囲んでいておおまかに東西南北に分かれております。


南には『星影の門』と呼ばれる入り口があります。王都にはいるには必ずそこを通ることになります。『星影の門』をくぐると『商人街』が広がっています。名前の通り、商人達が集まる街区で大抵の物はここで買い揃えることができます。私の家もここになります。


東には貴族階級を持たない人々、いわゆる一般市民が住む『住宅街』があります。王都にある公園、植物園の大半はここにあります。


逆に西は貴族階級を持つ者しか住めない『貴族街』です。ここは広い住宅が多いので特に何もないです、というか何かを作るスペースがありません。シオン様の家もここになります。


北には王城があります。とてつもなく大きな白亜の城で、ナンシア神殿と王都植物園が隣接しています。神殿は参拝者のため誰でも入れますが、植物園は貴族階級を持つもののみしか入れず、王城は許可がないと入れません。私も王城には一、二度ほどしか入ったことがありません。




今回私たちが行くことになったのは、商人街。


私の生活用品を買いに行くそうです。


確かにシオン様の家に住ませてもらうのなら、いろいろ必要になりますね。


それにしても、



「ミリア、これも必要だろう。買おう。」



テンション高いですね、シオン様……。


いえ、ご自慢のポーカーフェイスは相変わらずですが、雰囲気が明るいです。

背景にお花が見えます。



「ミリア、遠慮はするなよ。欲しい物は買ってやる。」



太っ腹ですねぇ~

でも、



「シオン様、さすがにそれは買いすぎてはありませんか…?」



もうすでに何件もの店をまわっていてその店の品物を買い尽くす勢いで買い物をしてますよ、この人。


荷物はアルフォンス家に運ぶように言っていているので大丈夫ですが、このままだと部屋の一つ、二つ埋まるのではないでしょうか…?


え、お金?そんなの心配してませんよ。

だって、あのアルフォンス家ですよ?

お金など人生10回は遊んで暮らせるくらいある(らしい)んですよ。


実はシオン様のお父君のアルフォンス侯爵と現国王フェルナンス・マーレ・ナンシア様はいとこ同士になるそうです。


つまり、王家の方なんですよ、シオン様は。



うーん、改めて考えるとやっぱり信じがたいな…シオン様。

なんで、私なんだろう…?





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