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魔法を喰らう獣 〜“名無し”と魔王のゆりかご〜

作者:天乃 朔
 魔法の力が失われつつある時代。その国の都には二つの月――『世界を遍く照らす月』と『魔法仕掛けの月』が存在していた。『魔法仕掛けの月』は国威の象徴であり、決して墜ちることが無いよう巫覡達の魔力に支えられていた。
 月に巫覡を送る儀式――『巫女送り』が近づくある日、役所に盥回しあったボサボサの黒髪の田舎娘が、『災禍』を封じる器を求めて遺物管理所を訪れる。
 魔物の血筋の青年――アンバーは彼女に奇妙な違和感を覚える。魔法が使える訳でもなく、特段秀でたところが見受けられないのに何故か強く惹かれていくことに戸惑いを隠せない。
 その少女は食堂で芋の皮を剥く日々を過ごし――――
 『巫女送り』当日、結晶に閉じ込められていた魔獣が目覚め、巫女達に襲いかかる。アンバーは己の魔力をコントロールできないため、思うように力を発揮できずにいた。魔獣の爪牙が迫る中、少女が内に封じていた禍々しい『何か』を一時的に解放し、魔法で魔獣を制圧する。彼女は『何か』を封じるために魔力を使用していたため、魔法が使えなかったのだ。彼女の村では人間を封印の器の代わりとしており、彼女は封印の器だった。
 しかし、彼女は『何か』に少しずつ喰われつつあった――――
 少女の魔力に興味を持った人々は、少女の故郷に向かうが、そこにある筈の村は無く、廃墟が広がっていた。少女は一体何者なのか。
 そして、彼女の中の『何か』が解放された時、王都に月が墜ちる――――
序章 二つ月の都
二つ月の都
2021/05/02 22:00
第1章 囚われの獣
1−1.王都
2021/05/02 22:00
1−2.遺物管理所
2021/05/03 22:00
1−3.水難
2021/05/04 00:18
1−4.燐寸と馬鈴薯
2021/05/05 13:27
1−5.閉じ込められた獣
2021/05/10 19:10
挿話 猫の王様
2021/05/18 17:48
1−6.芋もち
2021/05/18 18:03
1−8.女伯爵
2021/05/18 21:34
幕間 ***
2021/05/10 22:07
第2章 従属する獣
2−2.事情聴取
2021/06/16 20:01
幕間 ***
2021/07/11 20:10
2−3.ある朝の情景
2021/07/11 20:28
2−6.模擬戦 第二戦
2021/08/17 19:08
2ー8.博士
2021/09/20 14:22
第3章 さまよう獣
3ー1.鈍機翁
2021/10/17 23:16
3ー2.黒髪
2021/10/27 20:53
幕間 ***
2021/11/14 17:57
3ー3.野盗 1
2021/11/16 21:36
3ー4.野盗 2
2021/12/04 17:45
3ー5.野党 3
2021/12/24 21:05
3ー6.玻璃の獣
2022/01/22 17:47
3ー8.野営
2022/02/21 22:07
第4章 たゆたう獣
4ー2.獣の贄
2022/04/13 18:17
4ー4.兄と弟
2022/04/21 22:57
4ー5.使い魔の集い
2022/04/29 14:45
4ー6.町の記憶 1
2022/05/16 18:00
4ー8.妄論
2022/05/30 21:05
4ー11.捜索
2022/06/22 19:14
4ー12.月が墜ちる時
2022/06/29 00:09
第5章 魔王のゆりかご
5ー2.セレン 1・☆
2022/07/13 00:17
5ー4.セレン 3・☆
2022/07/21 21:13
第6章 魔法を喰らう獣
6ー2.玄い魔法陣
2022/09/28 21:01
6ー5.月下の攻防 1
2022/10/26 23:13
6ー7.男巫女
2022/11/26 15:59
6ー8.器
2022/12/09 21:07
6ー9.私と私
2022/12/20 20:20
6ー11.月に吼える 1
2023/01/26 18:30
6ー13.魔法仕掛けの月
2023/02/26 19:53
終章 月は天に在りし―――
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