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第16話 勇者覚醒

本日、少し長いです。

 リン月面基地司令のナリミア少将はソバーシュへ到着後すぐフェルミナの元へ訪れていた。


「フェルミナ大佐、警戒レベルを1にしたままこちらに来ましたが先ほど頂いた情報は」


 その情報はいったいどこから?とは聞かず、全てを知りたいと言葉を区切る。


「まずは早々にそちらの情報をありがとう少将」


 ナリミアが渡したのは基地から宇宙へ上げられる戦力の全て。


――シールド艦1隻に軽巡2隻、軽空母1隻。以上だ。


 一番の戦力である戦艦も保有はしているが、それを動かす人員はほぼ地上に降りていた。


「今回は特殊任務の性質上基地司令といえど情報の公開はできない」


「しかし、それでは――」


「わかっているとも。なのでこれは私の独り言だ――」


「?」


「我々が奪還するのは聖なる乙女。そして護るべき存在は神そのものだ」


「っ!!」


 ナリミア少将はフェルミナの独り言に心中「こいつ!なんて爆弾を!」と叫ぶ。

 当然だ。

 エリシス王国は他の星間国家より深くソル教を信奉している。

 聖なる乙女とは経典に出てくる聖女の事。

 そして神そのものとは、最近噂に聞いていた神の核。ようは神そのものの事。


「……また大変なものを守る事になりましたな」


「まぁそう言う事なので命がけの任務という事だ」


「了解した。で神は?」


「機動兵器に搭乗している」


「ん?私の聞き間違いですか?神が機動兵器に乗ってると聞こえたんだが」


「そう言っている。全力で守ってほしい」


「き、貴様!なにを平然と!神だぞ!我々の愛し敬愛する神だぞ!なぜ機動兵器になんて乗せる!」


「この話をすればエリシスの軍人、いや国民なら全員同じ反応をするだろうな」


「当然だ!」


「なので私はそれに対する答えを既に神の核を持つ者から授かっている」


「神の、お告げ……」


「そう。神はこうおっしゃったそうだ――『命大事に』だ、そうだ」


「……はい?」



――――

――


 ちょうどその頃俺は自分の乗る機動兵器の微調整をメカニックの方達と行っていた。


「(京平よぉ、お主もよくやるのじゃ)」


「(なにがだよ、あちょっと待って。ここがこーなって、おぉ~これを押すとそーなるのか)」


「(いや、神のお告げとか言ってたじゃろ)」


「ちっ、ここ固いな。あとで言っておくか」


「(作業をやめて聞けと言っとるのじゃ!)」


「(お告げの話だろ?聞いてるよぉ。仕方ないじゃないか、敵の特殊艦は8隻、こっちは戦艦ぽいのが4隻に軽空母ってドラゴンフライとかワイバーンフライが乗ってるやつだけじゃん。普通でやっても勝てないでしょ)」


 言いながら作業を続ける。


「(ソル教を信奉し過ぎとるこの国の人間が、我のお告げじゃとか言ったら普通に従うぞ?それこそ死なぬように逃げまくるんじゃないのかのぉ)」


「(いいんじゃないかな。死んで欲しくないから言ったんだし)」


「(いや、まぁそうなんじゃが戦争はそんな甘くないぞ。京平よぉ……)」



――「おーい、京平~」


「おっ、ケンちゃん。そっちの準備は?」


「いつでもって感じだな。てかフェル姉から聞いたぞ?」


「なに?」


「『命大事に』ってやつ」


「まぁたそれか。仕方ないだろ、ちょうどいい言葉が思いつかなかったんだし」


「思いつかなかったって、お前、やっぱり神の言葉でもなんでもなかったてことかよ」


「当然だろ」


「うわっ!最低だ。でもまぁいいんじゃないか?お前は軍人じゃないんだし」


「(いや、別にそういうわけで言ったんじゃないんだけどなぁ)」

「(これが普通の反応じゃ。言葉が少な過ぎるわ)」


「じゃ俺はもう行くから、無理すんなよ!」


「おう!無理はするけどな!」


「ちがいねぇ」


 ケンちゃんの後姿を見送り、機動兵器に火を入れた。



――――

――


 シュナイゼル特務艦バシール艦橋。


「エリック大佐。敵の数が判明しました」


「うむ」


「シールド艦1,軽巡2.軽空母1、特務艦ソバーシュ、以上です」


 全部で5隻、内一隻は守り特化のシールド艦か……。


「ギャロス政務官殿、これより戦闘態勢に入りますが共にCICへ降りられますか?」


「そうですね、艦橋に居てもおもしろくないでしょうし、一緒におりますよ。それより問題はありませんか?」


「ええ、予定通り5隻でアイリーンを、残り3隻で特務艦を狙います」


「よろしい」



――――

――



 ソバーシュCICでは既に戦闘態勢に入っていた。


「艦長、敵特務艦8隻、5,3で衛星リンの9時方向から侵入を確認!」


「早いわね。でも敵の航路はジャスミーの予測がバッチリ当たってるわ。流石ね」


「え?あ、そうですね。ありがとうございます」


 フェルミナは立ち上がり腕を振り上げる。


「全艦、潜航粒子を目視で確認次第、砲撃開始!味方の攻撃は気にするな!YQ作戦開始!」


「YQ作戦開始します」


――「エリック大佐!敵の砲撃が始まりました!」


「見ればわかる!なぜ航路がばれてる!」


「全艦、シールド艦を集中して先につぶせ!」


「了解!」



――「敵シールド艦を集中的に狙いだしました」


「いい感じに慌ててるわね」


「はい、そろそろシールド艦の耐久限界です」


「作戦通り全艦散開!同時に各戦闘機戦闘艇及び機動兵器を発進!強襲艇を陰に潜ませ!」


「アイアイマム」


――――

――


「京平さん、出撃許可でました」


「了解。試作試験機ホワイトライトニング出撃します」


「いい名前ですね。お気をつけて」


 特務艦ソバーシュの下部カタパルトから程よいGで、自分で付けた名前の機体で宇宙に出る。


「(ホワイトライトニング……どこかで聞いたことがあるようなないような)」


「(……)」


「(あ、そうじゃ!歯磨き粉でそんな名前がなかっ――)」


「(ないから)」


「(いや、たしか――)」


「(ないから!)」


 意識を集中して加速を強めた。

 決してホワイトニング・ライトとか確かに近いじゃん!とか思って恥ずかしくなったわけではない。


「(ほうほう、お主の命大事に作戦が効いとるの。攻撃はしとるが逃げる方に全振りしとるから全然攻撃があたっとらんぞ)」



――「こちら特戦隊、敵旗艦への侵入開始しました」



「(いよいよじゃな。しかし敵旗艦に陽ちゃんが居なかったらちょっと厄介じゃの)」


 そう、この作戦の肝は陽ちゃんをどれだけ早く救出できるかにかかっている。


 潜入艇の護衛に付くにはこの機体は目立ちすぎる為、彼らに近づくことはできないが周りの敵を散らす事くらいは出来る。

 あれからシミュレーターで訓練もした。

 それもスナッピーさんの機動データを入れたものでだ。


――負けられない。


「フェルミナ艦長!敵艦3隻が味方艦の追跡をやめアイリーンへ向け移動を開始しました」


「流石に時間稼ぎに気づいたか?」


「いえ、これは自分たちの勝利を確信してアイリーンへの攻撃を開始するものと思われます」


「二手に分かれられると厄介だな……本艦はこれよりアイリーンへ向かう敵艦の追撃を開始する!相手は3艦だが臆するな!ここが正念場だ!」


「アイアイマム!」


――逃げ惑うエリシスの艦を見てギャロスは大声で笑っていた。


「あーひゃっひゃっひゃ!あいつらなんでわざわざ戦いに出て来たんだか。最初から逃げとけばいいものを。あーひゃっひゃっひゃ!」


 その時、艦が大きく揺れる。


――ドーーーン!


「大佐!な、なんですか今のは!攻撃しているのはこっちでしょう!」


「――なに!なんで今まで気づかなかった!」


「ど、どどどうしましたか!?」


「大変です!聖女様が連れ去られました」


「はぁ?どうするんですか!こ、この責任重大ですよ大佐!」


「これから聖女奪還部隊を編成します」


「悠長なことを!今すぐアイリーンへ向かった部隊を呼び戻しなさい!全力で聖女を取り戻しなさい!」


「いや、しかし今からでは」


「いいのです!もし連れ戻せなかった場合は聖女もアイリーンもいりません!全部消して無かった事にすればいいのです!」


――「ガガッ、あーあー聞こえるか~」


「今度はなんですか!」


「その、味方からの通信なんですが……」


――「おっ?その声はギャロスか」


「その声はゼムさん!あなた今まで何をしていたのです!ええい、聖女が攫われました!あなたがもう一度攫って来なさい!」


――「ぷぷっ、いい感じに混乱してるじゃねぇか。だが聖女の誘拐?そりゃ出来ねえわ。だって連れ出したの俺だし」


「はぁ!?軍の勲章持ちが裏切るのですか!?」


――「知るか。てか俺も知らなかったんだが、どうやらお前、ここで終わりらしいぞ」


「は?何を言って――」


――「とにかくスナッピーがお前を待ってるから早く逝ってやれ。じゃーな」


「なんなんですか!」



――――

――



 時は少し戻り、戦闘開始直後。


「この船結構気に入ってたんだけどな……なぁスナッピーよ。俺はどうすれば良かったんだ?」


 特務艦バーシルの士官室の一室で飲み会の写真を見つめるゼム。


「……そーだよな、わかってんだよ。でもよ、シュナイゼルのやり方は間違っちゃいるが俺は軍人だぞ?」


――「(知らないっすよそんなの、俺っちはやりたいようにやるっすよ!)」


「それでお前は死んじまったじゃねーかよ……」


 写真を置き、壁に掛けられたシュナイゼル勲章とデスクの上の勲章を手に取る。


 一つは自身の特戦勲章。

 もう一つはスナッピーの宙戦十字章。


「俺は軍人だが、軍人の前に人間だ……終わったらお前の墓前で頭下げてやるよ」


 言いながらゼムはその二つの勲章をゴミ箱に捨て、壁に掛けられた装備を身に着け部屋を出る。




――ドスッ!ドスッ!

 ゼムの手套と蹴りで二人の兵士が倒れる。


「知らない兵士が多いな」


 言いながら通信機を奪い胸にしまう。


――「嬢ちゃん、いるかい?」


「ゼム、さん?」


「ああ、今開けてやるから少し下がってろ」


「は、はい」


――バシュッバシュッ!ドカッ!


「ゼムさん!」


「泣いてたのか。怖い……いや、寂しい思いをさせちまったなすまん」


 陽は首をふり。


「違うの。スナッピーさんを助けられなかったことが悔しくて……」


「ありがとうな。でもあいつは軍人として自分の使命を果たした、そして君をちゃんと守った。そうだろ?」


「……はい」


「うん、賢い子だ。それじゃそろそろお家に帰ろうか」


「え?シュナイゼルには行かないのですか?」


「あーっとそれなんだがな。嬢ちゃんも見ただろ?あのギャロスとか言う黒い服の男」


「ええ、ちょっとアレな人ですよね」


「そうだ。ま、要はあんな奴の命令はもう聞けねえってこった。さ、行くぞ」



――――

――


「ケンちゃん上見て!」


「はい!」――ザシュッ!


「氷上さん!一度下がって!あなたも!」


「「了解!」」


「リュカは私に合わせて!いくわよ」


「は、はい!」


「バーストストーム!」「ウォーターストーム!」


 リュカともう一人の女性の魔法が敵艦通路で炸裂する。


「流石母さんの指示は的確だなぁ」


「いやだわ父さん。ダンジョンより綺麗な廊下でしかも足元もしっかりして攻撃が簡単だから調子乗っちゃいそうよ」


「実は俺もだ」


「「あはははははは」」


――「氷上さん、あの人連れてきて良かったんですか?」


「健太君は知らないから覚えておくといい。京平のお母様、橘ヒナ子様はうちのヒエラルキーナンバーワンのお方だ。一緒に行くと言われれば誰が止めることが出来ようか」


「……な、なるほど。それでフェル姉も何も言わなかったんだ」


「彼女にかかればフェルなんぞ蛇に睨まれたありんこくらいになるぞ」


「こ、こえー」



――バシュッツ!バシュッ!


 ここではない先の通路から銃声が響く。


「氷上さん!行きます!」


「ああ」


 健太が銃声の響いた廊下へ走る、そしてT字路に差し掛かった瞬間、大剣を振り下ろす。


――ガシッ!!


 大剣は掲げられたライフルで受け止められていた。


「な、なんだお前は!シュナイゼル兵じゃねぇな?」


「そっちこそ!なんで兵士が味方を殺してるんだ」


「殺してねぇ、ゴム弾だ」


 と、そこへ兵士の後ろから美少女が顔を出す。


「もしかして……ケンちゃん?」


「ふぇっ!」




――――

――


「フェルミナ艦長!佐古田陽さん救出成功です!しかし味方艦の損害が激しすぎます!」――ドーン!


「クッ」


「本艦もあとどれだけ持つか、艦長!」


「至急京平に連絡!敵を撃て!」


「了解!」


――――「こちらソバーシュ、佐古田陽救出成功。繰り返します、佐古田陽救出成功しました」




――「(京平、本当にやるんじゃな?)」


「なんども聞くなって、俺の気持ちはお前が一番わかってるだろ?」


「(そうじゃが……なんか我の胸がこう)」


「いや、胸ねーじゃん」


「(そーいう意味ではないわ!心じゃ!心の話じゃ!)」


「言いたいことはわかってるよ、ここで力を使えば確実に俺が勇者の異能が使える事がバレるってことぐらい」


「(……それもあるがの、使えば神の力と認識する者と勇者の力と認識する者の争いが確実に起こる。その時お主は……)」


「優しいなアマテラス。俺を戦いから離そうとしてくれて」


「(べ、別にやさしくなぞはないぞ。わ、我が死にとうないだけじゃ)」


「はは。でもそうだよな、誰も死にたくはないよな」


「(お主、またスナッピーの事を……)」


「大丈夫、ちゃんと理解してるよ。全て俺が原因だったてさ」


「(それはちが――)」


「違わないよ。偶然だけどアマテラスが俺の中にいて、楽しいからって勇者になって、それを隠す為に試練が襲ってくる厄介な英雄が宿ってさ……」


「…………あれ?」


「(どうした京平。なんか閃いたのか?)」


「いや、今言ってて気づいたんだけどさ」


「(お、なんじゃ?早よう聞かせい)」


「あのさ、お前が俺の口に入って脳にこびり付いたのも」


「(こびりついた!?)」


「勇者にしてって頼んだわけでもなく、面白そうって理由だけで勇者にしたのもさ」


「(いや、それはじゃの)」


「処理数値百万とかふざけた数字もさ」


「(ふ、ふざけてはおらん!事もないがの……)」


「全部、全部おめぇのせいじゃねーか!!なんで俺が悩まにゃならん!お前がなんとかしろ!」


「(偶然なんじゃから仕方ないじゃろうが!お主だって楽しんどったじゃろうが!共犯じゃ共犯!)」


「(じゃお前にも勇者と英雄、農民もあるぞ!全部つけてやろうか!)」


「(ばーかばーか、そんな事出来るわけなかろうが!あれは我じゃから出来るんじゃ!やれるものならやってみー!)」


「こいつ開き直りやがった!敵戦艦ぶっ壊したらやってやっからな!マジやってやるからな!くそが!」


 俺は心の底からそう思った。

 思ってしまった。


――――

――


「ギャロス政務官!」


「なんです!」


「今すぐお逃げください!」


「なんなんですか!敵を追い詰めてる状況で何を言ってるのです!」


「違うんです!艦が、艦のシステムが全て言うことを聞かんのです!」


「あ、あなたは何をいっ―――」


――――ドドドドドドドド!


 巨大な爆発音にギャロスは顔を上げると、隣の艦が爆発している。


「はい?」


「二番艦轟沈!」――ドドドドッ!


「え?」


「三番艦も!」


「へ?」


「続いて四番艦!轟沈!」


「げ、迎撃しなさい!いえ、逃げるのです!今すぐ!」


「無理です!艦が、艦が言うことを聞きません!」


 ギャロスはすぐさまCICを飛び出す。


「こ、こんな所で死ぬわけにはいきません!私は、私は――」


 そして次の爆発音でギャロスの人生終了した。


――――

――


 強襲艇の窓から連鎖的に爆発する戦艦を見つめる佐古田陽。


「ひか姉、アレは……」


「あれが勇者の……京平の力です。が、これほどとは……」


「マジか……一瞬で敵艦8隻とか……」


 健太は爆発を見つめ拳を握る。


――――

――


「フェルミナ艦長!敵が……」


「あ、あぁ見てる。見てるが……」


「て、敵艦が次々と爆散していきます」


「何が起こってるというんだ」


「敵艦全て沈黙。いえ、全て……消失しました」


「勇者の力とは、こ、これほどのものなのか?」


「私も今見ているのが現実かどうか……あ、敵戦闘艇が数隻離脱していきます!」


「……こちらに追撃する戦力は残ってない。ほっておけ」


「し、しかし情報が……」


「ジャスミー、これからが大変だぞ。我々も、彼も、な」



――――

――




――――ドドドドドドドドドガガガガガガガガガ!!!



「え?」「(は?)」


 突如目の前に広がる敵戦艦の大爆発。

 巨大な爆発が順番に八つ。

 そしてそれは跡形もなく、最初から無かったかのように消滅していった。


「(お主、またやりおったな?)」


「いや、いやいやいや、不可抗力!不可抗力だ!そもそもお前が喧嘩売って来たから買っただけじゃないか!」


「(いーや、お主のせいじゃ。加減を知らんのか全く)」


「ぐ、ぐぬぬぬっ、言い返せねえ」




――ポン


 突然脳内に響くシステム音。


「ん?」「(ん?)」


「勇者の力を行使、敵性戦艦8隻を撃破しました。続きまして思いの力により橘京平内部の思念体に対し素養を付与……エラー。過去を解析し再構築付与……エラー。未来を解析し再構築付与……エラー。時間軸を修正、円環として再構築付与……思念体への素養付与に成功。一心同体の為、勇者、英雄、農民がそれぞれ、思いの力×2、英雄、試練×2、農民、農作×2となりました。以上」


「だれ!」「(誰なんじゃ!)」


「おいアマテラス!今のなんだ!」


「(し、しらんわ!)」


「知らん事ないだろ!誰かは置いとくとして、いや、置いときたくはないが素養が二倍って、マジか?」


「(――ぎゃっ!)」


「ど、どうした!」


「(……いや、そのなんじゃ。見たらちゃんと二倍になっとって驚いたのじゃ)」


「あ、あ、あ、アマテラーーーーーーーーース!!!」





――ポン


「力の行使により一部ダンジョンのランクが上がりました。これより英雄素養の倍加により試練のレベルがあがります」





これにて第一章は完結となります。ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

次回はエピローグをお届けした後、登場人物紹介を挟み、第二章へと進んでいきます。が、群像劇あるあるで誰が喋った?の細かいところを修正させて頂くかと思います。

今後は第一章で残された謎や、新たな試練が少しずつ動き始めますので、引き続きお楽しみいただければ幸いです。

面白いと感じていただけましたら、感想、ブックマーク、評価などで、など?で応援していただけると、とても頑張れます。

今後とも「超SF世界で一人だけ」を何卒よろしくお願いいたします。

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