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兎は跳ねる 3

「見てみろ、これが俺様の部下だ!!」


ドヤ耳によると、これらの兎は数種類のまとまりに分けられているそうだ。

まず1つ目が兎騎士団バニー・ナイトオーダーであり、その1番上に騎士団総長兎グランド・ナイトバニーが1体存在しているそうだ。その下に兎騎士中隊バニー・ナイトカンパニーがあり、隊長騎士兎キャプテン・ナイトバニー上位騎士兎バナレット・ナイトバニー騎士兎(ナイトバニー)が所属し、その中の区切りとして兎騎士小隊バニー・ナイトスクワッドが存在する。兎騎士小隊バニー・ナイトスクワッドは、基本的に上位騎士兎バナレット・ナイトバニーが隊長、副隊長を務め、その下に騎士兎(ナイトバニー)が所属する形であるとのこと。

次に、2つ目のまとまりとして兎魔術師団バニー・メイジオーダーがある。その1番上には魔術総長兎グランド・メイガスバニーが存在し、その下に兎魔術中隊バニー・メイジカンパニーがあり、隊長魔術兎キャプテン・メイジバニー上位魔術兎(ハイ・メイジバニー)魔術兎(メイジバニー)が所属している。区切りとして、兎魔術小隊バニー・メイジスクワッドがあり、上位魔術兎(ハイ・メイジバニー)が隊長、副隊長を務め、その下に魔術兎(メイジバニー)が所属しているのだということであった。

また、これらの部隊は上下関係があることによって素晴らしく統率が取れており、倒せるものは存在しないとドヤ耳くんはおっしゃられた。


いや、初めて聞いたよ?騎士兎だけでも初めてなのに魔術兎は反則だよ。魔術兎カラフルだから色で属性が分かりそうだな。しかしどうしよう、兄貴に自慢したい。でもこの情報は独占したい。うう、悩ましい。

というか、あいつほいほい情報話しすぎじゃね?要するに偉い兎からどんどん倒してったほうがいいんだよな?結構簡単…ではないにしろ、やり方はわかってきた。あとは総長クラスの奴らの強さか1番下っぽそうな上位とか何もついてない兎たちの強さがわかればいいんだが。あ、でも騎士兎はさっき戦ったから分かるか。あとは魔術兎と総長たちだけだな。まずは魔術兎から。赤いのにしよう。おそらく火属性を使ってくるはずだ。


「ダブルヴォルト」


そう呟き、1気に魔術兎との距離を詰める。斬りかかろうとしたところで、耳が何やら怪しく光り、次の瞬間そいつが「【ファイアボール】!!」と叫んだ。


「お前も喋れんのかよ!!」


兎さんたち知能高くないっすか?困ります、こっちの言ってることもバレちゃうじゃん。


「っぶね」


結構な威力な気がする。この街に来る道中で見た初心者のファイアボールよりかは。

まあ避けれたからいいとして…って、なんか周り囲まれたんだけど!?やめて、大勢で1人のことを攻撃するのはいじめだよ!学園モノのゲームで習わなかったの?


まず、ファイアボール(大)が3方向から俺に向かって飛んできた。それを避けようと後ろへ下がったら、そこに剣を構えた騎士兎たちが待ち構えていてフルボッコにされたもののギリギリセーフ。この時点で俺の体力は残り3割。次に、足元に向けて【アクア】を放たれ動きが制限される、そこに向けて畳み掛けるようにウインドカッターを全方向からぶち込まれたためやっとリキャストが終わったダブルヴォルトで上方向へ逃亡。ダメージはなし。というか気づいたらいつの間にか電気ついてるんだけど。部屋はかなりの広さだ。俺の部屋よりちょっと(物凄く)でかいくらいかな。その後、兎が少ないところに着地できた!!と喜んでいたらそこにいたのがまさかのダブル総長さんだったことに気づき全力逃亡。しかし虚しくも騎士の方に追いつかれ、切り刻まれそうになりながらポーションをがぶ飲み。残り体力7割。あっれれー?俺体力12割くらい回復するようにポーション飲んだんだけどなぁ。おっかしいぞー?


「いや強すぎんだろ!」


わかってはいたけども!


「まずいっ」


上位騎士兎も侮れない。普通に騎士兎の上位互換だから、単純な強さだけで攻撃してくる。しかも耳で攻撃してくるから何気に手数が多くて疲れる。二刀流でやっと対処可能なくらいだ。二刀流でよかった。


「っ」


あっっっぶね、後ろから飛んできたやつ絶対上級魔術の【業火の球】だよな!?兎ごときが上位魔法をしかも詠唱破棄で発動すんじゃねえよ!

普通に下手な上位プレイヤー集団よりも強い気がする。癪だが、本当に結構統率取れてるのがきつい。全然味方撃ち(フレンドリーファイア)とかないもん。


「はっはっは、どうだ俺様の部下は!お前ごときが俺さまに勝とうなんて100万年早かったんだよ!」


何気に戦闘に響いてくるのがドヤ耳の自慢だ。確かにお前はこいつらをまとめている…まとめられているのかは知らないが、とにかく一応ボスとしてやってるんだからすごいだろう。でも1切戦ってないお前に場外からやいのやいの言われるとモチベーション下がんだよ!


「お前は黙っとけ!!」


「なんだと!?」


おっと口に出ちまったか。失礼失礼。

兎軍団に突撃してから四方払い発動、連続して荒駒も発動。四方払いと荒駒を比べた時、与えるダメージとかに差はあるものの圧倒的に四方払いの方が使い勝手がいいから先に使用している。

おっとまずい、隊長(キャプテン)たちも出てきた。総長ほどではないにしろ、こいつらも厄介そうだ。まあキャプテンとは言うものの上位騎士兎には変わりないだろう。






と思っていた時期が私にもありました。あいつらなんなん?騎士兎全員に特攻させてそのあと俺が怯みモーションに入った隙にキャプテン全員でタックルかましてくるとかイカれてるんとちゃうか?キャプテンたちは普通の上位騎士兎よりもSTRとかが高いことが戦闘で分かってるんだよ、くっそ痛いんだよ!!騎士なら騎士らしく()で戦えや!騎士兎さんたちの目を見て見ろよ、最高に悲しそうな目をしてたぞ!俺には「俺は、俺は、騎士の誇りを失ってしまったんだ…」と言ってるようにしか見えなかったね!

まあそう言うことよ、キャプテンたちの素晴らしく柔軟な発想によって度肝を抜かれた俺であったが、流石に3、4回同じようなことやられたら対処もできるようになる。ダブルヴォルトとか駆使すれば朝飯前よ。しかもその過程でマルチヴォルトに進化したのがありがたい。おかげで移動とか回避が格段に楽になった。しかも、これは3()()()()ジャンプに補正が入り、さらに空中を蹴ることが可能なスキルだから、いつでもやめることができてありがたい。戦闘の幅も広がりそうだ。あと跳躍可能な距離が伸びたことも何気に嬉しいし、これ跳躍距離を自分で設定することも可能だから本当に使い勝手がいい。次は何に進化するのか楽しみだ。

まだまだ兎は残っているが、確実に減らすことができている。あと一息っていうほど少なくはないが、頑張ればなんとか行けそうだ。

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