兎は跳ねる 2
かなり短めです。設定考えるのが楽しすぎる…。まだ12話なのに…。
あと私生活が忙しすぎて。
おお、なんとも可愛らしい兎だ。血に濡れて、包丁を持っていなければ。
「ふぅん、俺様のウォーレンに侵入者だというから来てみれば…大したことないな。まさかお前みたいな下等生物が上位生物である俺様を殺せるとでも思ってるのか?はっはっは、残念なやつだ」
なんだろう、俺一言も喋ってないのに急にこっちを見下してきたぞ。しかもめちゃくちゃかませ犬っぽいし。もしやこいつは弱いのか…?それで部下が最強とかいう…?いやいや、油断はダメだ、ちゃんと相手の戦力を把握しないと。相手はユニオンだからな、きっと一筋縄では行かない。しっかり警戒していこう。というかなんでうさぎが喋れんの?相手を行動で煽ることに加えてついに言葉で煽るようになったと…?
「なんだ、黙り込んで。やっぱり俺様の姿にビビったのか?」
あ、やっぱこいつ弱いわ。
確信した。絶対に部下の方が強い。自信を持って言える。ところどころ「ビビる」とか、絶妙に小物くさいんだよ。強いやつ…というか、そういうロールプレイをしている時なら「恐れ慄いたか」くらい言わないと。
「なんとか言ったらどうだ!」
お、キレた。これだから小物は。すぐキレる人は嫌われちゃうよ?他ゲーでの経験上ね。
いやぁ、まさか城主が癇癪起こして喚き散らかしたら、一番かませ犬っぽかった小姓がキレてそいつに殺されるとは。よっぽど日頃の様子が目に余ったんだろう。下剋上を目の当たりにしたよ。そんなカオスなゲームのはずじゃなかったんだけどな。まあ俺は台所奉行だったから、毒盛りゃ一発だったけど。俺は安定的に進んで行きたい派なんでね。そんな直接的なことするわけないじゃないか。
まあそんなことはどうでもいいわけで。とにかく今は目の前の自称上位生物のチビ兎に集中しなければ。
「ああ、悪い悪い、考え事をしていたんだ。お前についてな」
「へえ、それはどういう内容だ?」
「なんでお前に話さなきゃなんねぇんだよ」
「俺様の命令は絶対だ!さもなくば俺様の部下たちがお前のことを殺しちまうぞ!!」
ああ、これ確定演出では?やっぱりボスは弱かったか…。
「ちなみにその部下っていうのはどこに?」
「この部屋の中さ」
そう言って自称上位生物チビ兎…長いな、ドヤってるしドヤ耳でいいや。ドヤ耳は後ろへ下がっていき、俺の前方に、左右に一本ずつ光の線が差し、先ほどの騎士兎…よりかは格段に強そうで、かつ種類豊富な兎たちを照らし出した。
「おお、これはすごそうだ」
主にドロップアイテム的な意味で。
「だろ!?だろ!?」
なんだ?すごいものを作ったと自負している子供みたいな感じだな。
「そうだねぇ」
「なんだお前、馬鹿にしてるだろ」
バレちった。とにかく、こいつらを倒してあいつを叩きのめしたらいいわけだ。簡単だな!へっ!
本文中に出てくるゲームでは結構下剋上とかあります。というかそれ前提で作ってます。名前には下剋上しろなんて書いてないんですけどね。それはともかく、主人公はそういう直接的なあれに関わってこなかったもので…(意味深)
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