新たな関係
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「あなた、また勉強してるの?」
「そうですけど、何ですか?」
「そんなに勉強ばっかりして、どうするの?」
「〝どうするの?〟って、面白いことを聞くんですね?」
「全然面白くないから! 真面目に答えなよ!」
「はぁ――。勉強しといて損することなんてありませんから」
「何か目標があって勉強している訳じゃないの? そんなの意味ないじゃん。そんな曖昧な目標ならやめた方がいいんじゃないの」
「目標がない訳ではありませんよ。父親が弁護士をしているので、両親からは弁護士か検事、もしくは政治家になれと言われています。だから死ぬほど勉強して司法試験に合格するんです」
「それって親に言われたから?」
「言われたからと言われればそういうことになります」
「ふ~ん、情けないね」§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§
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「今日も勉強? 他にすることないの?」
「えぇ、まぁ――」
「放課後に図書室に来て、毎日勉強している人なんて、あなたくらいなものよ」
「駄目ですか?」
「駄目に決まってるでしょ!」
「どうしてですか?」
「どっ、どうして? だっ、駄目なものは駄目なの! 理由なんてないわ!」§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§
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「ここ座るわよ」
「またあなたですか」
「何か文句ある?」
「ありませんけど――」
「何なの? 来ちゃ悪いの?」
「悪くはないです」
「だったら座ってもいいでしょ?」
「どうぞ」
「それにしても図書室って空気が重いわね。息苦しい」
「1つ聞いてもいいですか?」
「何?」
「どうして居心地の悪い図書室に毎日のように来てるんですか?」
「あっ、あなたになんて答える必要ないわ!」
「そうですか――」
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「何ですか?」
「何?」
「先程から私が勉強しているのを、ずっと見ていますけど」
「いけない?」
「構いませんけど、やりづらいです」
「気にしないで! 邪魔はしないから」
「そう言われても、ちょっと――」
「いいから早く続きをやりなさいよ!」
「――――。やっぱり集中出来ませんよ」
「だったら休憩しようよ」
「ふぅ~。そうすることにしましょう」§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§




