7.三階層
先程と同様に石レンガの門を通り階段を降りて三階層に着く。
三階層は深い森で、出てくる魔物も変わってくる。
狼や鹿、熊は変わらず出てくるが強さが変わる。
二階層のものの更に上位種、蛇、場所によってはオークもいる。
ランクとしてはDランクとなる
オークの強さなのだがスペック的に説明すると、身長3m、体重400キロを超え、薄くだが身体強化もする。
握力は身体強化をした時なら1トン近くある。
ランクについて説明すると、一番下のGは兎系の魔物など、Fは狼や鹿、猪、Eは熊、Dはオーク、Cはオーガやミノタウロス、BはワイバーンなどAは小型の竜種、Sとなると大型の竜など、分かりやすいものだとヒュドラなどだろう。
上位種となるとランクがひとつ上がったりする。
本来三階層は2年から3年時に潜れるようになれば上出来なのだが、単独でCランクを狩ることができるユーリと、Dランクまでなら狩りの経験があるユリウスのふたりならば問題ないどころか、適正階層である。
この階層で採れる薬草は二階層よりも質がいいものが多いが、種類はほとんど変わらない。
三階層を徘徊する2人は難なく狩りをしていく。
ユーリは先程よりも身体強化のレベルが上がり、たまに短剣に風属性を付与し切れ味を良くしている。
ユリウスに関しては狩れる限界がこのランクなので継戦はできる範囲内で全力をだしている。
ユリウスのジョブは剣士、その中でも適性が最も高かったのは細剣だった。
切ることもできるが突きの威力が高い。
ユリウスは風と火の属性を付与でき、主に風属性を付与し貫通力を高めた突きで心臓、目、喉などを狙いできるだけ消耗を少なくしつつ狩りをしていく。
少しずつだがユーリのカバーが必要になってきた辺りでユリウスに声をかける。
「ユリウス、今日はこの辺りで戻ろう。そろそろ限界も近いだろ。」
「はぁ、はぁ、そうだね、そうしよう。」
そして2人は三階層入口側セーフティエリアに向かう。
が、その途中に問題が起こる。
「ん?」
ユーリは謎の気配を感じ身構えつつ気配を探る。
「どうした。」
ユリウスは気配は分からないようだが、ユーリの様子を見て異変を感じたのか細剣に手を掛ける。
「まじか、ユリウス、気張れよ。」
「あぁ、分かったが、一体何が?」
「慌てるなよ、すぐ見える。」
そのすぐ後2人の目の前には身長5mを越え、両手で持たねばならぬ程大きな両刃の大斧を持ったオークジェネラルが現れる。
間違いなくこちらを認識している。
「ユリウス。」
そう言ってユリウスには体力回復ポーション、魔力回復ポーション、治癒ポーションを渡す。
「すぐ飲め。」
ユリウスはその声を聞き即座には3本飲み干す。
その間に俺もポーションを飲み万全の状態にする。
オークジェネラル、ランクとしてはCランク、ユーリ単独で狩れるはずだ。
だが体の大きさや持っている武器からしてほぼBランクと言って差し支えない程の強さになっているはずだ。
流石に単独では勝つのは厳しい。
ユーリとユリウスの死闘が始まる。




