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6.ダンジョン

ユーリとユリウスの2人はダンジョンへ入っていった。

入ってすぐの所は石レンガで出来た部屋となる。

ここはセーフティエリアなので魔物が入ってくることはない。


セーフティエリアを通り過ぎると草原が広がる。


学園にあるダンジョン一階層は草原に弱めの魔物や、薬草の類が多く取れる場所である。


正直お金を稼ぐなら一階層を平気で歩ける程度の強さがあれば十分である。


出てくる魔物は兎、猪、狼、鹿だけである。


これらの魔石、牙や爪、角、肉、皮を売れば中々の値段になる。

魔物であるため、角が生えてたりサイズが大きかったりするが、身体強化して、ある程度武器が使えれば問題なく狩れる。


ユーリ達は襲ってくるものだけ倒し二階層へ向かう。


草原にあるにはおかしな石レンガの門を抜けるとセーフティエリアとなり、そこにある階段を降りれば二階層となる。


階段を降りた先のセーフティエリアから出ると先程の草原よりも木々が多く生えた森のなりかけぐらいの場所となる。


二階層は先程よりも強い魔物やより効果の高い薬草やキノコなどが取れる。


魔物は一階層の魔物とその上位種に加え熊が出る。


「ユリウス、少し薬草を採ってもいいか?」


「大丈夫だよ、その間の身の安全は私が保証するよ。」


「助かる。それともっと楽にしていいぞ?」


「ん?あぁ、今までそういった話し方をした事がなくてね、すぐには無理だけど少しずつ変えていくよ。」


「なるほどな、分かった。」


そんな会話をしつつ薬草を採取する。

錬金術師は鑑定のスキルがあるのでそれを使いながら質のいい薬草を選んで採取していく。

スキルレベルはないが、回数をこなしていくと、少しずつ鑑定で得られる情報が増えるので、ただの雑草なども鑑定していく。


採取しつつ歩いていくと今までのものよりも強い魔物の気配を感じ取ったので、構える。


「熊か?」


「多分そうだね、どっちがやる?」


「俺がやるよ、見たいんだろ、俺が戦うところ。」


「ふふ、バレてたか。」


「まぁ、流石にな。」


少し先におそらく立てば2m半から3m程の大きさの熊が現れる。


「折角だから錬金術師らしい戦い方を見せてやるよ。」


「ふふ、錬金術師らしいって、そもそも錬金術師は戦わないよ。」


「....確かに、まぁいいか。」


そう言って熊に接近する。


そうすれば熊もこちらに気付き戦闘態勢に入る。

そんな熊に対して麻痺ポーションを投げれば熊に当たり瓶が割れ熊の動きが鈍る。


さらに熊の目元に黒い液の入った瓶を投げる、その瓶が割ればそのまま熊の目元に張り付き視界を奪う。


そこから身体強化をして強く踏み込み熊の首筋を斬る。

本気でやれば首を落とすこともできただろうが、首の半分程度斬るに留めた。


そのまま数秒待てば魔石と肉に変わる。


「凄いね、驚いた。

錬金術師とは思えない速度だったね、元の身体能力も高ければ、身体強化の練度も中々、今の私で勝てるか分からないな。」


「今はそうだとしてもすぐに追い抜くさ、流石に大人になっても戦闘ジョブと同等に戦うには時間が足りなすぎる。」


「まぁ、それはそうだが、戦闘ジョブの私もそれなりに努力はしてきたのだよ?

それよりも強いだなんて、私の今までの努力が意味がないとは言わないけど、間違ってたのかと思ってしまってね。

それに君はまだ余力がありそうだし。」


「ははっ!流石に気付くか流石だな。

あと、努力に正解も不正解もねぇよ、自分に合う合わないはあるがな。

まぁ焦ってもいいことなんてないさ。

気楽に行けとは言わんが自分に合うやり方を探す時間ぐらいはまだあるさ。」


「君と話していると、大人と話している気分になるな。

私も昔から大人びてるとよく言われてきたが、君はそれ以上に感じるよ。」


まぁ、前世生きた分が有るからな、なんてことは言えないので適当に肩を竦めとく。


「薬草もそれなりに採れたから三階層に向かおうか。」


「そうだね。」


そう言って魔物を狩りながら三階層へ向かう。


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