11.報告書 途中から別視点
授業を終えユリウスと食堂に向かう。
2人揃って腹が減っていたのか、随分と沢山食べた。
多分5〜6人前は軽く食べた。
元々鍛えたりしているため2〜3人前は普通に食べたが、今日はその倍近く食べた。
その後はユリウスの寮の部屋へと移動した。
王族は寮の最上階、警備の人間やらなんやらも沢山いたし、手続きもあったが、ユリウスがいたので簡単に終わった。
ユリウスの部屋は広く、豪華すぎないが質のいい調度品が置かれていた。
その後は昨日のことをまとめていく。
オークジェネラルが出た場所、オークジェネラルの強さ、どの程度の攻撃が有効かなど。
一応どうやって倒したかなども書いていく。
報告書ではあるが必要か不必要か分からないものもできるだけ細かく記載していく。
出来上がった報告書はユリウスの従者に渡されおそらくヘルマン教授の元へ運ばれる。
「ふぅ、この後どうするか決まってるか?」
「いや、特には決まってないな。」
「部活見学とか行ってみるか?」
「いいね。」
そう言って部活見学へ向かった。
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場所は変わり、学園の教師達が集まる部屋、そこに1人の従者と思わしき人が通される。
その男はヘルマン教授へ何かを渡し退出する。
「ヘルマン教授それは?」
少し時間が経ち、紙の束を読み終え
「今回の件の報告書です。いやはや彼ら以外の生徒が接敵していたら間違いなく死んでましたな。」
そう言いながら報告書を後ろにいたものに渡し、コピー機のようなものでコピーしそれぞれに渡していく。
「ふむ、詳しく頼む。」
「はい、今回は今年度中入学生である第1王子殿下ユリウス様と、コート辺境伯家次男ユーリ様が、学園ダンジョン三階層にてBランクに匹敵する程の強さのオークジェネラルと接敵した件についてです。
学園としましては、定期的にダンジョン内を巡回し
異変がないことは確認しておりました。
そのため今回これほど強力な魔物が出現したことに関しては我々も懐疑的でしたが、彼らから提出された魔石は間違いなくBランクに匹敵する程の魔力を有しており、大斧も強い魔力に長い間晒され、質が変化し、かなりのものになっておりました。
そのため既存の巡回ルートとは違うルートを通り、オークが多く発生している場所がないか調査することは決定しております。
その調査の結果を持って今後の対応を決めたいかと。」
「ふむ、調査は既に?」
「二階層までは済んでおり、問題ないことが確認されています。
三階層以降に関しては、こちらで出せる戦力では対応しきれるか不明なためこの場で応援を求めようかと思っておりました。」
「なるほど、ひとまず理解した。王家と辺境伯家には今回の件は報告済みだ。
辺境伯家からは問題ないとの事だったが、王家からは職務怠慢があれば厳しい処罰を、職務を全うした上での今回の件ならば、処罰は受けてもらうが、厳しいものでなくても良いとのことだ。
既に職務は全うしていたのは調査済みなので、せいぜい数ヶ月給与を減らす程度のものになろう。
追って沙汰は出す。
さて、続きだ、三階層以降の調査には誰を向かわせるかだ。」
「私は参加させて頂こう。」
そういったのは入学試験で試験官をしていた元王国騎士団長ガリウス。
かつて単独で大型の竜を討伐したことのある、最強の騎士と名高かった男。
組織としては代謝が行われなければならないため騎士団長の任を終えたが、その後は特別顧問として騎士団で指導をし、騎士団員の質を数段あげ、国力を引き上げた男。
「ガリウス殿が出てくれるのはありがたい。
他にも実力者をできるだけ集めよう、誰か相応しいものに心当たりはあるか?」
その後もしばらく会議は続いたが、人員等も決まり調査が行われた。
その結果、巡回ルートから外れた場所に穴が掘られオークが集落を作っていたのを発見。
そこにはオークエンペラー、オークキング、大量のオークジェネラルやオークナイトなどが発見される。
その実力は本来のそれらの強さを凌駕していたが、こちらの集めた戦力が極めて大きかったため、大きな被害なく討伐を終える。
その後四階層以降も調査されたが問題は発見されなかった。
その後巡回ルートの見直しなどがされ、今回の件は収束し、ダンジョンも開放された。




