第3話 アウトラインエディターとは何か
皆さんは「アウトラインエディター」というものを知ってますか?!
「アウトライナー」とか「アウトラインプロセッサ」とか、呼び名はいろいろあるらしいです。
思考を整理するのに便利なツールなんですが、どちらかというとマイナーなジャンルのアプリですね!
国内だと20年前くらいのアプリがまだ現役みたいです。
海外だとウェブサービスとして展開してるアイデアノート系が元気っぽい?
私は小説を書き始めた2022年当時、どうやって書こうか悩んでアプリを探した末に「StoryEditor」というアプリに出会いました。
ちょっと調べると、その前に公開停止になった別の人が開発したアプリと同名の、似たようなアウトラインエディターだそうで。
……なーんで同じ名前で公開したんだろ。不思議な人ですね。リスペクトがあるなら名前をずらすべきだと思いますが。
まぁともかく、そのアウトラインエディター「StoryEditor」で小説を書こう! と画面に向かったわけです。
なんでアウトラインエディターがいいかというと、プロットを書いて、シーンを書いて、その下に本文を置けるからですね!
自由度が高いアウトラインエディターは、設定関係(登場人物とか、勢力とか)もアウトラインのノードとして置いておけます。
私は「設定なんて名前と外見メモがあればいい!」というタイプなので、割とそれで充分だったんですよねー。
それで最初にプロットを練り始めたんですが、うまくいかない。なぜか書けない。
考えると書けない。でも考えないとプロットを作れない。プロットを作ると書いてて手が止まる。
そんなループを繰り返してるうちに「そうだ! 考えるのをやめよう!」と思い立ちまして。
そのまま思いつくままに書いていく今のスタイル、当時から私は「自動筆記先生」と呼んでいましたが、それをやったらあっさり7万文字の処女作が書き上がりました。
これは昨年知ったんですが、即興執筆というスタイルだそうですね。名前も知らずに書いてましたが。
んでこのスタイルで書いてると、書いてるうちに設定が生えます。生えた設定もにょきにょき成長するし、時々ちょろっと変わります。
そんな執筆スタイルに、StoryEditorの自由度があるアウトラインエディターは最適でした。
「ノードがある」。ただそれだけ。親子関係と兄弟関係。ノードの種類を敢えて決めることもできましたが、原則は「自由にノードを組み替えてアイデアを整理する」という骨格。
これがアウトラインエディターの芯ですね。
Novenicleでも、その精神は受け継いでいます。
汎用アウトライン、雑記帳、バインダーと、スコープによって名前を変えてますけど、それぞれ自由にノードを配置できるだけのアウトラインです。
メモノードを置けたりしますが、これは文字数カウントから除外したいという私のニーズから生まれてます。
巷の執筆ツールは、流儀に嵌めようとしてきて私には合わないんですよねぇ。プロット書かない人からすると「まずキャラを定義してください!」とか言われても「名前があれば充分でしょ?」になってしまう。
「シーンや流れを定義してください!」と言われても、「そんなの書き始めないとわからないんだけど?」となります。
そんなフリーダムスタイルの私には、自由度が高いアウトラインエディターって必須なんですよ。
Obsidianはとてもいい子でした。ナレッジベース、最近ではPKMと呼ぶらしいですが、そちらのジャンルでは王者の貫禄ですね。
でもあいつ、ファイラーみたいなものだから「子供を持つ親」に本文を書けない!
リンクはできるけど、構造化・アウトラインが目に見えない!
裏で関係がうようよと渦巻いていてわかりづらい!
それがちょっと、いえかなり不満というかストレスでして。
エディターの書き味は極上でしたけどね。
一年間使い倒してみて、「やっぱり私はアウトラインエディターがいいな」、ということでNovenicleを作り始めた感じです。
まぁNovenicleも機能を増やしすぎて、ちょっとシンプルさが削れてますが。
汎用ノード部分はシンプルなままなので、ぎりぎりセーフ?
そんな「ちょっと外れたアウトラインエディター、Novenicle」。
もしかすると、あなたの脳にもジャストフィットする可能性が?
その辺はぜひ一度使って試してみてください。
さて! 次回は「なんでNovenicleという名前になったか」! こうご期待!




