7. なんてこったい(神様視点)
「あ―――……」
「まさかナターシャが神の欠片を使うなんて……」
「しかも超上位神じゃないっスか!」
ナターシャが神の欠片を使ったのを見て、神×3は叫んでいた。
「いや、聖女の神様 僕を見ないでくださいね?? すべてはパナギア様の責任なんで」
「いや……大地の神様ならなんとかなるかなと」
「なんとかなりませんから!」
「あ、食物の神ちゃん逃げるのはやめようね」
「バレたっス……」
こっそり離脱しようとしたグラノスの腕をパナギアが掴む。
「いやー、流石のロゼちゃんも超上位神には敵わないのでは?」
「サイクラー様の言う通りっス……どんだけ怪力でも上には上がいるっスよ」
「こんなことになるとは……上位神の私でもわからなかったわ」
はぁ……とパナギアがため息をつく。
「私達にできることはなにもないわ。グラノスちゃん、巻き込んじゃってごめんなさいね」
「いえいえ……」
「いや待って僕への反省は!?」
「チッ、サイクラー様が自分から巻き込まれに来たくせに反省しろだなんて偉そうに……」
「言う言葉もありませんが舌打ちはよくないですよ」
しばらく揉めていたがパナギアは振り切った顔で決断する。
「まあしばらく観察していましょう。ナターシャが力を使いこなせるかもわからないですし、もし取り返しのつかないようなことになれば他の超上位神に連絡もできるから」
「なんでパナギア様って先輩方との繋がりが多いんっスか?」
「グラノスちゃん、それは僕がお答えしよう。ごますりがうまいからだよ……」
地上を映すパネルを、もはや誰も見ていない。
しばらくしてグラノスがなんとなくパネルを見たときには、もうすべてが終わっていた。
「あっ! ちょ、パナギア様サイクラー様、なんか2人和解してますっス!」
「え!? 早く過去を映してちょうだい!」
「まあいいんじゃないですか? 解決したっぽいですし……」
「何があったんっスか……」
3人は急いでパネルの逆戻りボタンを押す。
「あ、ナターシャが大地を破壊してるんでそれを司る神としてはよくないですね。パナギア様、あとで直しといてくださいよ」
「はーい……」
「いかにも怠そうな返事はやめましょう」
そんなこんなで、なんだかんだ神も騒いでいたのだった。




