第三十一話 ’それ’
次郎とデットのボスが死闘を繰り広げていたころ、賢治と山河は、戦っていた。
「裏切り者に、天誅を‼」
と、まずは賢治が炎の剣で一発、山河の首を切ろうとしたが、
(何だと、山河の首自体が硬いだと‼ちくしょう‼これじゃ俺の剣じゃ意味ねえじゃねえか)
と、賢治の剣が山河の首を全く切れなかった。さらに賢治は何回も首を
「おらぁ‼」「おらぁ‼」「おらぁ‼」「おらぁ‼」「おらぁ‼」
と、切ろうとするも全く無駄中の無駄で、
「はぁ…、何回切っても俺の首は切れねえぞ、賢治、無駄だ」
すると賢治の手を山河は掴み、
「出直しなあ‼」
と、賢治をぶん投げ、地面にたたきつけた。すると賢治は、
(何か?何か方法は……?あっ…あそこにある……あれを使えば……)
と、賢治は山河の反対方向に向け這いつくばって’何か’を取りに行った。これに対し山河は、
「無駄だな、何かを取りに行っても俺を止められるわ…け…?」
と、冷や汗をかいた。実は賢治は、
「これでお前を止める‼」
と、何かを取りに行ってたのだ。それは……山河の体にうじゃうじゃと登ってくる
「うわあああああ」
山河は叫びながら’それ’を振り払おうとするも、それがいっぱいいすぎて、止められない状況となってしまったのだ。何しろ、山河は’それ’がとんでもなく苦手だが、常人はこの状況になったら気絶するだろう、でも耐えて耐えて’それ’を振り払おうとしたが、’それ’が、山河の口に入ってしまい。山河は……、
「こんな…こんなゲスな方法…卑怯だ…」
という言葉を残して気絶した。じつは’それ’は、あらかじめ置いておいた、大量のムカデとゴキブリだったのだ。山河は倒れたためひと悶着ついたので、次郎の方向へ歩き出し、次郎を見つけたら、
「ふぅ…次郎さんは何をやって…え?」
そう、次郎とデットのボスは倒れていた。賢治はデットのボスにとどめを刺しておき、次郎を運んで巨大ドローンに乗った…。
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