悪魔討伐
ザ・ワン…通り名というか…単純にブラックランクが一人しかいないっていう…まぁちょっとカッコつけられたはずだからヨシ!
王都とはいえ深夜は人通りも少ない。門を通ると色々と面倒だからっと…
俺は門から離れた場所でスキルを発動させた。
「闇支配」
俺のスキルはユニークスキルというもので発動させると闇を纏うことができる。そして自分の魔力で武器や防具を形成することができる。
「黒靴」
闇が足元に集まる。魔力による底上げで城壁はひとっ飛びできた。俺はそのまま駆ける。
湖の畔にヤツはいた。2mくらいであろうか?俺の身長が180cmだから俺よりも高い。俺が姿を確認する前からこちらを見ている。つまり誘われた形になる。おそらくコイツは戦闘狂の悪魔だ。
「やっときたか。てめぇが悪魔を殺しまくってるヤツだろ?」
「殺しまくってるわけじゃないけどな。」
前回の悪魔案件は一ヶ月ほど前である。殺しまくってるとは心外だ。
「くへへ。てめぇ強いんだろ?さっきのヤツよりは楽しませてくれよな?」
「楽しませることはできない。殺すからな。」
「黒服」
俺は闇を着る。身体能力の底上げだ。そして…
「黒刃」
自分のダガーに魔力を通し刃を形成する。
「いくぜ!」
悪魔は爪を伸ばし俺に襲いかかる。
刃が交錯…しない。俺は黒刃を伸ばし心臓を突き刺した。
「がっはっっ?でめぇ…ぎだねぇぞ…」
「勝てばいい。」
悪魔は消滅した。俺の能力は初見殺しな所がある。いちいち刃を合わせるメリットもないしな。
「さて…」
俺は悪魔の近くに落ちていた刀を見た。
「これは…そうか…アイツの兄貴だったのか…」
俺は陰鬱な気分で刀を回収した。ギルドに報告に行くか…
「お疲れ様です。ジェイドさん。」
エイミーが声をかけてくれた。
「早いな。流石だ。」
俺は回収した刀をフレイヤに渡した。
「アイツの兄貴がプラチナランクだったのか…」
「あぁ⋯そうか⋯ディアッカの妹とは親しかったな。」
殺されたプラチナランクの男の名前はディアッカ。俺の友人?の兄だった。
「どこまで話すんだ?」
「⋯」
「いや、すまん⋯嫌な役目だな。」
俺は報酬の白金貨を受け取るとギルドを後にした。




