報告
俺達は深淵の森から王都へ戻ってきた。道中、サクラがレイナに質問攻めをしていたが無視した。
「やっと帰ってきました!おぉ!我がホーム!」
「まずはギルドだな。直接、フレイヤに報告した方がいいだろう。」
「なんか私、あんまり役に立たなかったわね。」
「バカ言え。レイナがいなかったらヴァルキリーを助けられなかったさ。」
「そうですよ!レイナ!本当に感謝しています!」
「レイナ、そんなこと言わないで。私達なんか負けてボロボロだったんだから。」
でも確かにレイナのスキルはまだ見てないんだよな。見てないということは戦闘系のスキルなのだろうか。
「ふふっありがとう。じゃあギルドに行きましょう!」
俺達はギルドに入った。エイミーは対応中だが…おっ目が合った。エイミーは俺達を見つけると泣き出した。思わずエイミーに近寄る。
「うぇぇええん!ジェイドさん!戻ってきてくれました〜!」
「エイミー!私達も無事だ!安心しろ!」
「本当によかったですぅぅ!」
ヴァルキリーの面々がエイミーを慰める。ディアッカの件があったから心配していたのだろう。俺とレイナは一足先に二階のフレイヤの部屋へ向かった。
「ジェイド!レイナ!よく戻った!」
「任務完了だぜ。」
「ヴァルキリーの無事は確認した。ご苦労だった。どうだった臨時パーティは?」
「思ってたより良かったな。レイナは冷静だし、魔法の応用も利く。プラチナランクとしての素質は十分だった。」
「でもお互いの戦闘は見れなかったわね。」
「仕方ないさ。悪魔が相手で必死だったからな。」
「やはり悪魔案件だったか…」
「あぁでもヴァルキリーがいるから報告では化け物として扱うぜ。おっとヴァルキリーも来たな。」
俺達が帰還報告をしているとヴァルキリーが部屋に入ってきた。
「ギルマス!ただいま戻ったぞ!」
「ちょっと!」
「ご迷惑おかけしました。ヴァルキリー戻りました。」
「あぁご苦労だった。災難だったようだな。」
ヴァルキリーは一通りの説明をした。元々、魔物が多く予定日をオーバーしていたらしい。
「魔物が片付いて帰ろうとしたらあの化け物に出くわしたのだ!」
「私達は全員、やられました…」
「気づいたらレイナさんが助けてくれてて。」
「私だけじゃないんだけどね。フェンリルが助けてくれたのよ。」
「フェンリル!確認したのか?」
「あぁ丁寧に自己紹介してくれたぜ。敵ではない、協力しようってんで協力して倒したんだ。」
「そうか。フェンリルはどうしたのだ?」
「わからん。帰った。」
「伝説の神獣か…なにが起こっているのだ?」
俺達は説明を終えた。だが、俺とレイナはまだ話さなければならないことが多い。また夜中に来なくては。と考えていると、アイリスが入ってきた。
「皆さん!無事ですか!」
「アイリス!無事だ!心配かけたな。」
「遅くなってゴメンね。アイリス。」
アイリスとヴァルキリー、家族の再会だ。苦労はしたがこの光景を見てると全てを許せる気がした。
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