表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
せっかく転生したんだから安定した異世界生活を送りたい。  作者: ねこをじさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/40

異変

ヴァルキリーが深淵の森へ行って五日が経過した。依頼内容によって延びてしまうことはよくある。だがこれは単純な定期討伐だったはずだ。


「みんな遅いですね…」


アイリスが心配そうに言う。彼女にとってヴァルキリーはもう家族なのだ。


「なにかあったのでしょうか?」

「…アイリス。俺はギルドへ行ってくる。大丈夫。ちょっと話を聞いてくるだけだ。」

「なら私も!」

「ダメだ。アイリスはまだ冒険者じゃないからな。俺に任せて留守番していてくれ。ヴァルキリーが戻ってくるかもしれないからな。」

「っっ…わかりました。お願いします。」


俺はギルドへ向かう。無意識のうちに早足になっていたようですぐ着いた。俺はエイミーを探す時間も惜しく、二階のフレイヤの部屋へ向かった。扉を開ける。


「…ジェイドか。ヴァルキリーの件だな。」

「あぁ深淵の森へ行ったにしては遅すぎる。単純な定期討伐の依頼だったんだろ?」

「あぁ。それは間違いない。」

「期間が延びてしまうことはよくあるが…」

「わかっている。だが捜索に行こうにもパーティの空きがないのだ。」

「こんな時に…なら俺が行く。」

「ジェイド…お前はシルバーだろう?公的に依頼を受けているヴァルキリーの捜索にソロでシルバーのお前が行くことは許されない。」

「ならギルドを通さずに行く。」

「いい加減にしろ!私だっていろいろと考えているのだ!」


フレイヤにしては珍しく声を上げた。俺は冷静になるためにフレイヤの部屋に置かれた水差しから水を飲んだ。


「一つ、提案がある。」

「なんだ?」

「プラチナランク候補が一人いる。そいつにお前の事情を話して臨時でパーティを組んでもらう。」

「…なるほど?」

「プラチナランクは公表する。そいつはお前と同じくソロだ。プラチナランクならシルバーランクとパーティを組んで捜索に行っても問題はないはずだ。」

「事情を話すというのはどこまでだ?」

「お前がブラックランクということだろうな。」

「信用できるのか?」

「荒くれ者ではない。知的なヤツだ。」

「誰なんだ?」


夕暮れ時、俺はある店の前にいた。プラチナランク候補のヤツはここにいるはずだった。こんな形で来ることになるとは…俺は扉を開けた。


「あら?いらっしゃいませ。まだちょっと早いけど…どうぞ。」

「…今日は違うんだ。プラチナランク候補の冒険者、レイナに用があるんだ。」


レイナは黙って店の外に出た。看板を引っ込めたようだ。


「ふぅっプラチナランクっていきなり仕事が入るのね。おちおち商売もできないわ。」


レイナは妖艶な笑みを浮かべていた。


「で、貴方はギルドに言われて来たの?」

「違うんだ。俺と臨時でパーティを組んでほしい。」

「パーティ?貴方はシルバーランクでしょ?さすがに…難しいわよ。」

「これから言うことは国家機密だ。」


レイナの顔色が変わる。


「俺はブラックランクなんだ。」


俺はレイナに事情を話した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ