適性検査
アイリスがヴァルキリーに入って3ヶ月が経過した。この間、ヴァルキリーは身近な依頼をこなしながらアイリスを鍛えていた。俺もたまにヴァルキリーのホームへ行き、様子を見たりした。
「ジェイド!明日はギルドでアイリスの適性検査をやります!一緒に行きますよ!」
突然、サクラに言われた。
「ヴァルキリーだけでいいのでは?」
「ギルマスが直々に検査をすると言われました!私達だけでは緊張してしまいます!貴方がいた方が場の空気が多少、緩和されます!」
ギルマスが直々に…か。これはもしかして俺のせいか?気を遣ったつもりが逆に目をつけられたようだ。
「んーわかった。行くよ!」
「素直ですね!ヨシ!では明日!」
そしてヴァルキリーの面々とギルマスの部屋にいるわけだが。
「アイリスの適性は「光」で間違いないわね。」
「初めて見ました!光属性!」
「レア属性ね。」
魔法水晶は白を示している。光属性はレアである。回復、補助、攻撃と魔法ならなんでも対応できる。
「で、アイリスの師匠はどうするの?光属性の師匠なんてなかなかいないわよ。」
「そうですね…ホワイトファングのクインにお願いしようかと思いましたが…」
「光属性はオールマイティに魔法が使えるから勿体ないわよ。」
「カエデやモミジは心当たりはないか?」
「ないわね…」
「難しいです。」
「あ、あの…ごめんなさい。迷惑かけて…」
アイリスが堪らず謝った。
「謝ることなんてない!アイリスの才能を最大限に引き出したいから話しているだけなんだ!」
「そうよ。光属性なんてスゴいじゃない。」
しかし、光属性かぁ…なかなか難しいなあ
「仕方ない。私が師匠になろう。」
「は?」
「本当ですか!ギルマス!」
「確かにギルマスは光属性ですが…」
「お忙しいのでは?」
フレイヤは同じ光属性で超一流の魔法使いだ。師匠としては申し分ない。
「アイリスが一人前になることでヴァルキリーの底上げになる。それは結果的にギルドのためになるからな。それに同じ光属性として気になる。」
最後のが本音だろう。
「ではアイリス。平日の朝と夕に私の所に来い。課題と成果を見てやる。」
「は、はい!よろしくお願いします!師匠!」
「ふふっ師匠か。悪くないな。」
「仕事は大丈夫なのか?」
「あぁ最近は込み入った依頼もないしな。私も気分転換になる。」
「ならいいか。頼んだぜフレイヤ。」
「あぁ悪いようにはしないから大丈夫だ。」
ギルドからの帰り道。
「ジェイドってギルマスと親しいわよね?」
「あぁフレイヤは酒好きだからな。たまに店でバッタリ会うのさ。」
「なるほど!酒好きと女好きが惹かれ合ったと。」
「…それフレイヤには言うなよ。」




