第3話【届かない理由】7つの質問
整理してみると、やりたいことは単純。
「どんな人に刺さるのか」を、
もう少しだけ具体的にしたい。
そのために、思いついた特徴を「質問」にしてみることにした。
できあがったのが、次の7つ。
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1 深くものごとを考えるのが好き
2 人の“見えない部分”に興味がある
3 静かな物語の中の緊張感を味わいたい
4 一つの出来事を多視点で読み解くのが好き
5 AIでは測れない“人間らしさ”に惹かれる
6 読後に余韻が残る作品を求めている
7 キャラクターの内面を丁寧に読みたい
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やってみてほしい。
いくつ「Yes」があるだろうか。
(ちなみに、自分は7つすべてに「Yes」だった。自分で書いているのだから、当然といえば当然だが。)
むしろ問題は、ここからだった。
この「Yesの数」で、何か見えてくるのだろうか。
試しに、ざっくりと分類した。
自分の作品への刺さり度合い/タイプ名を勝手ながら、付けさせて頂く。
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0〜1:あまり引っかからない/【効率的リアリスト】
2〜3:部分的に興味がある/【バランス型観測者】
4〜5:かなり相性が良い/【深層探求家】
6:ほぼ間違いなく刺さる/【全方位没入型】
7:ドハマりする/【考えることが快感な人】
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ここまでは、感覚的に納得。
(皆さんはどうだろうか)
自分の作品に強く反応してくれた人の言葉を思い返しても、
おそらく「5以上」の人が多い気がする。
逆に、「途中で離脱した」という反応も、なんとなく理解できた。
おそらく、その人にとっては、
そもそも求めているものが違ったのだ。
ここで、ひとつ気づく。
これは、「良い・悪い」の話ではない。
ただ、「合うか・合わないか」の話だ。
そう考えると、少しだけ気持ちが軽くなる。
評価されないのではなく、
届いていないだけかもしれない。
あるいは、届く範囲が、もともと狭いのかもしれない。
(それなら、それでいいのではないか)
そう思いかけたところで、
もう一つ、気になることが出てきた。
この分類、本当にそれなりに機能しているのか。
感覚的には、うまくいっているように見える。
でも、それは単に「自分都合」かもしれない。
もしこの分類がそれなりに妥当なら、
他の作品にも当てはまるはずだ。
有名な作品。
基本的には、自分が読んだことのある作品。
そして、相対比較しながら自分の作品を当てはめてみよう。
それらを、この「7つの質問」で見ていくと、どうなるのか。
——そこで、少しだけ視野を広げてみることにした。




