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第8話【読書モード】あなたは、どこから読んでいるのか
ここまで考えて、問いは少しだけ変わった。
「なぜ、この物語は届かないのか」ではなく——あなたは、どこから読んでいるのか。
作品は変わらないようでいて変わる。
読者は同じようでいて同じではない。
その二つが重なる場所で、読書体験は生まれる。
もし何かがしっくりこないとき。
それは作品が悪いのではなく、今の自分の位置と少しだけズレているのかもしれない。
そして——もし今の自分の現在地がわかるなら。その位置から、どの本をどう読むかを選ぶこともできる。
さて。
あなたは今、どこから読んでいるだろうか。
その読み方は——今のあなたに、合っていますか?
※第二章終話です。
次週、第三章『その物語、ちゃんと終われますか?』に続きます。更新情報をご確認ください。
※この後も【読者編】、【書き手編】と進んでいきます。お楽しみに。




