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100000人に1人の能力を持つ僕は美少女達と心と体を重ね最強に至る  作者: ねこまたのたま
一章

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10/12

どの乳下げて言ってんのよ

 部屋に着く頃にはシノアも回復し、お菓子の準備を始めた。

 女の子にはソファに座って貰い、人一人分開けて隣に座る。


「先ずは自己紹介をしようか。僕は、アーク・ブランドール。一年Dクラスの姫士だよ」

「アタシは、リーン・シルヴェールっす。一年Bクラスっす」


 リーン・シルヴェールさん。緑色のボブヘアで、身長は僕より10cm程低い。ぱっちりした黄色い眼が可愛らしく、童顔も相まってかなり幼く見える。しかし、ブレザーを押し上げる胸元は幼さなど欠片も無く、そのアンバランスがエロスを掻き立てる。


「私はシノア・セルージュよ。気を付けなさい、油断しているとすぐに食われるわよ」


 お菓子と紅茶を乗せたトレーをテーブルに置き、シノアはリーンさんのすぐ隣に座った。


「食われる、っすか?」

「コイツの精力は半端ないのよ。今も、貴女の事をえっちな目で見ているわよ」


 こらこら、初対面の人になんて事言うんだ。えっちな目でなんて見てないよ。ちょっとしか。


「アタシなんかをそんな目で見る人なんていないっすよ。こんなガキみたいな奴」

「どの乳下げて言ってんのよ」

「どの乳って」


 相変わらず好き勝手言うが、シノアのおかげでリーンさんの緊張もほぐれたようだ。


「リーンさん、その傷はBクラスの姫士につけられた物で間違いない?」

「そう、っすけど……」

「Bクラスの他の武姫も関係ある?」

「あの人達は何も悪くないっす! 全部、アタシが悪いっす。役に立たないアタシが」


 やっぱり、あの武姫達は僕ならリーンさんを治療すると思ってあんな事をしたんだな。


「言いたくない事は言わなくていいけど、何があったのか教えてくれないかな?」


 ギュッ、とスカートを握るリーンさんは、ふう、と息を吐きぽつぽつと語り始めた。


「アタシはナイフの武姫っす。能力は【複製】っていって、自分と同じナイフを作れるっていうだけのしょぼい能力っす。だから、姫士様のお役に立てなくて、それならせめてストレス発散の為にサンドバッグになれ、って」

「はあ? 何それ、姫士なら何をしてもいいと思ってんの。ふざけるんじゃないわよ!」

「それ、先生は何も言わなかったの?」


 リーンさんはふるふると首を横に振った。


「先生は気づいてないっす。姫士様は上手くやってたっすから。見える所には訓練でできる程度の傷しかつけなかったっす」

「そんな奴に様なんてつける必要ないわよ! リーン、アンタ、ウチのクラスに来なさい!」


 ちょっと、シノアさん? それ、僕が言おうとしてたんだけど?


「え? Dクラスに? む、無理っすよ。武姫が勝手にクラス移動する事はできないっすから」

「僕がBクラスの姫士と話すよ。話し合いでダメなら決闘を申し込む。リーンさんがDクラスに来たいなら、だけどね」


 何を言っているのかわからない、といった風なリーンさんをシノアが抱き寄せる。


「安心しなさい。私とアークが負ける事なんてありえないわ。本気を出せば、あのセクハラ教師だってボコボコにできるんだから!」

「エレノア先生はともかく、同学年の姫士には負けるつもりはないよ」

「だ、ダメっす! 決闘は絶対ダメっす! Bクラスには、元素系の能力を持つ武姫がいるっす!」


 ぶんぶんと首を振るリーンさんに、シノアはニヤリと笑う。


「元素系? それがどうしたの?」


 リーンさんの前に立てたシノアの人差し指が炎を纏う。シノアが元素系の能力である事もそうだが、リーンさんは武姫化せずに能力を発動している事に驚いているようだ。


「え? 火?」

「リーンさん、僕が聞いているのは、リーンさんがDクラスに来たいかどうか、だよ。リーンさんがどうしたいか、それを教えて欲しい」

「そ、れは……」


 リーンさんは戸惑い、俯いた。Dクラスに来るのが嫌なのではなく、僕達の事を心配してくれているようだ。

 それなら、僕は立ち上がり、リーンさんの正面に立つ。顔を上げたリーンさんに右手を差し出す。


「僕の副武姫になれ、リーン」

「へ? ええ?」

「僕は君の事が気に入った。君がほしい。主武姫でなくて申し訳ないけど、僕と契約してくれないか」


 こんなに傷つけられても、リーンさんは誰の事も悪く言わなかった。優しい子だ。そんな子は幸せにならないといけない。僕が幸せにしたい。


「あ、アタシなんかを副武姫にしても、何もメリットはないっすよ」

「メリットならいくらでもあるよ。優しい君が傍にいてくれるだけで、僕は優しい気持ちになれる。役立たずなんて言っていたけど、君は優秀な武姫だ。僕なら、君の力を生かせる。君は僕と契約するべきだ」


 差し出した右手に、リーンさんが恐る恐る右手を伸ばす。が、その手は途中で止まってしまった。


「アタシなんかの為に、アーク様達に迷惑を掛けられないっす」


 ひっこめようとした右手を掴み、左手を重ねる。膝をついて、驚いた表情のリーンさんと目線を合わせ、ニッ、と不敵に笑ってみせた。


「掛ければいいよ。僕が君一人の迷惑すら受け止められない、小さな男だと思うかい?」

「っ! ……その言い方は、ずるいっす」


 黄水晶(シトリン)の瞳に雫を溜めながら、初めて笑顔を見せてくれた。


「こんな幸福があっていいんすかね?」

「これを幸福だと思うなら、それは君の優しさが招いた事だよ」

「……アーク様、アタシを副武姫にして下さい」

「うん。これからよろしくね、リーン」


 リーンの右手に口づけを落とすと、リーンは顔を真っ赤にしながらへへ、と可愛らしく笑った。





 目を覚ますと、リーンが真っ赤になって僕を見つめていた。


「ん、おはよ、リーン」

「おはよ、ございますっす」


 どうやら、僕がリーンの上に乗ってしまっていたので、動くに動けなかったようだ。


「ごめんね、重かったよね」

「い、いえ、そんな事はないっす! 寧ろ、心地良かったっす!」


 そうか、それなら良かった。

 体を起こすとリーンも同じように起き上がり、もじもじとお腹の前で手を遊ばせる。


「そ、その、夢じゃ、ないんすよね?」

「夢じゃないよ。リーンが良かったら、これから毎日しようね」

「ま、毎日!?」


 勿論、嫌な時は無理に相手させるつもりはない。シノアとは毎日やってるけど。

 視線を落とし、綺麗になったリーンのお腹を見る。白磁のようなすべすべの肌は、酷い傷が合った事など微塵も感じさせない程綺麗だ。


「もう、どこも痛みはない?」

「はいっす。おかげさまで、前より元気なくらいっす!」


 むん、と両腕で力こぶを作るリーンは、当然全裸なのでおっぱいが突き出され実に良い。が、もう時間も時間なので、今日は我慢しよう。


「シノアはそのまま寝かせといてあげよう。リーン、シャワー浴びておいで。その間に、僕がこの部屋片づけとくから」

「い、いえ! アーク様が先にシャワー浴びてくださいっす! 片付けはアタシがするっすから!」

「そう? じゃあ、お願いね」


 僕の体はいろんな液体でドロドロのカピカピだったので、そう言ってくれるのなら先にシャワーを浴びさせてもらおう。

 一緒に浴びるとまた始まってしまうから一人ずつシャワーを浴びた。リーンがシャワーを浴びている最中にシノアが目を覚ました。


 先にご飯を作ってしまう、とシノアは裸エプロンで誘惑してきた。しかし、僕は鋼の理性で、おしりを揉むだけで我慢した。料理中は危ないから、とキッチンを追い出されたわけではない。

 断じて違うが、理不尽だとは思う。

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