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第4話〜世破〜


時宗は異空間の円卓の先にある15の扉を見つめる。


「もう既に…源ノ怠者と救済がこの世界に来てる…」


「この時点で、敵側の源始は、残り4人…」


「恐らくこの源始の戦いでキーになるのは…新世代の大罪と根源的美徳…」


「今の所見込みあるのは、白、漏、ゴル、カノウ、ドク、棺…」


「封印前提で進めてるけど、相当の犠牲は出てしまう…」


怠惰と書かれている扉を開く。

その中には…禍々しい怠惰である思念の記憶が張り詰められてる…

「よぉ…元気にしてるか。源怠。」


「…おまえ、、一体何もんだ!!これだけの膨大な記憶…」


「源始でも苦しむと言うのに…なぜそんなにピンピンしてる!!」


「怠惰でもそんな考えが回るんやな…」


「これだけは言う。俺は世界の運命を変える為にやってる。」


「人徳も善悪もすら墓前に置いてきた…」


「人の命を軽じみにする奴に言われたくない…」

「世界の記憶に押し潰されて改心しろ!!!」


「…俺が…怠惰…?楽な道を歩んだ末路…?」


「…俺は導いたんだ…どうしようもない人らを死という救いを与えてやったんだ…感謝されるべきだろう…?」


「…ヘイラにされた事を忘れたんか…」


「あれはどう見てもお前を恨む口ぶりだったぞ…」


「…関わりは浅いが、ヘイラはヴァーネの中で最も人情に長けてるええ奴だ。」


「そんな奴をキレさせてるんだぞ。お前の罪をじっくりと反省しろ。」


その言葉を最後に時宗は扉を強く閉じたー


一方漏の手術室では…

泊が青色の手術服を纏い、漏を見つめる。

「おい…お前さん何やってんだ…」


見かけたシバが宙を浮きながら近寄ってくる。


「…漏ちゃんは、ずっと生まれつきで骨格を失ったと認識してる…」


「でも、親による他者から奪われてた事を知った後、」


「今まで信じてた物が一夜で崩れ去る…」


「…それで、漏ちゃんは多重間接を使えてない。」


「なんなら肉体に損傷が激しい状態だ。」


「…社医さんの記憶を継承した今、彼は確実に今後新たな形式へ目覚める。」


「やるなら今しかない…」


「…つまりどいうことだ?」


「…簡単に言えば…漏ちゃんの体内の中に入ってる人工関節を…取る…」


「…おいそれをしたら漏動けなくなるぞ…?」


「…無論…彼はこの世に生を授かった瞬間取られてるんだ。」


「…でも、僕と社医さんが辿り着くまで生きていた…」


「彼の体力次第だけど…僕は彼を信じる。」


「…お前さん。。どうしてそこまで…」


「…なんでだろうね…僕も漏ちゃんと似て、特殊な生を授かってる。」


「…やから、僕は漏ちゃんを支えたいと思ったんだよ。」


「…普段俺には辛口なのに漏だけ優しくねぇか?」


「…気のせいだ…」


泊は。漏の体にメスを刺す…



数時間後…


汗だくになった泊が手術室から出る。


部屋の先には…白、セイムがいた。


「…泊さん。漏は…大丈夫なんですか…?」


「…案ずるな。僕の見込み通り、彼は強い子だ。」


「無事に終えたよ。」


その言葉に白は息が抜けた様に壁に寄り掛る。


「っはぁ…良かった…」


その際に…決して有り得ない出来事が起きた。


『確認しました。源ノ捌者とは違う新たなる原始を確認。』


『経歴を確認。』


『源歴4000年の過程による治癒に対する代々引き継がれる医者としての記憶の統合による深化を確認。』


『新なる源始を源ノ治者へと名付けました。』


『個体名漏 源ノ治者を会得。』


『これにより、原ノ達が基本世界に7名集結の確認。』


その無機質な音声は…

間違いなく…世界を揺るがす出来事へとなる…


漏は病室にて、青白い瞳を開いた…

骨格がない状態であれば、同列に筋肉を動かす事すらも不可能。

そんな中で漏は目を覚ます…


新たなる源ノ治者へと深化した漏は…

間違いなく…救済…源ノ破者と対抗する1ピースになるだろう…



つづく

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読んで頂きありがとうございます。 次回もお楽しみに!!!
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