第1話〜愚干〜
コクチュウとコクカン国境地点ー
源ノ怠者により、デモ参加者が暴走し始め、
市街地にも進行が進んでいた…
源ノ怠者は高層マンションの屋上にて見下げる。
「…くくくく…最高だ…!!」
「…もっと争え…もっと…怠惰である自分を恨め…」
「そして…狂いながら死んでしまえ…」
高らかに笑う源ノ怠者の背後に…ガチィンンンと剣で切りかかるが、何かに防御され剣が折れるー
「…やはり厄介ね…」
「…これ以上あの人の好きにはさせないよ。ウガン。」
「 Ah... that's right. I love this world so much. I won't let you destroy it, Heila.
あぁ…そうだな。俺この世界とても気に入ってんだ。壊させる訳にはさせないぞ、ヘイラ。
」
「…同意見よ…」
「あぁ?なんだぁ?お前ら俺を封印した野郎じゃねーか!!」
「積年の恨みここで晴れさせてもらおう!」
怠者の狂笑と、ウガンの咆哮が重なる。
こうして…平行世界を渡る者…多次元宇宙を渡る者…
脅威のシンギュラティの1つ…源ノ怠者…
世界が混乱に向かう点火線に火花が付いたー
一方ウロボロス内では…
緊急十三死話宮会議を始めたー
「…さて。龍が復活した件と社医の後任も含めて、会議を始めたいと思う。」
善が蛇使い座譲渡死宮の座席に座り、話し出す。
練が蛇使い座を担当していたが…善の復活により…
善は元の立場へと復帰したー
「…そもそもウチ入れ替わり多くない?」
ルネが切り出す。
「…そうね。明らかに転換期がウチらに来てるわ。」
イアがため息をつく。
「現に、1000年前から対立してたコクチュウとコクカンが遂に衝突したからな…」
レンクがぼやく。
「…てか、まず龍が復活したけどまた不慮死話宮をやってもらうのか?」
光龍が問い出す。
「いや…今は国民が焦るし色々開示する必要がある。」
「コクカンとコクチュウの衝突により、世界規模の恐怖が襲いかかっとる。」
「今は保留にした方が良いと思う。」
「…善さんがそう言うなら仕方ないか…」
龍は納得するが…会議室の空気を裂くように、鍵の音が響いた。
光龍の背後に――「落因果鍵」が突き刺さる。
「どうやら、元の主が良いみたいだ。」
「むっちゃ大事にメンテナンスしてたのに…」
光龍が落ち込む。
練が話しだす。
「…それで。どうする。ヴァルキュリアは、もう既にコクカンへ向かったそうだが、ウロボロスはどう判断する?」
「…僕はオススメしないね。ウロボロスも支援を始めたらウロボロスに対して開戦予告を仕掛けられる。」
カーカスが練に対して話すが、ゴルが間に入る。
「僕なら今回は遺憾であります。と会見で発言させて…
裏で支援する様に選択するねー」
「…私もその意見賛成で。」
「右に同じく」
「同意見だな。」
「…食料の供給が減るかもだが…調整しよう。」
十三死話宮の全員がゴルの意見に賛成し、
ヴァルキュリアの支援は裏でやりつつもー
もしも、国民、十三死話宮達に脅威が迫ったら、やり返す。
に落ち着くー
その頃…テレビの音声が流れ続けるが、漏はそれどころじゃなかった。
「うおぇ……」
「なんでこんな時間差で…社医さんの記憶が…」
「誰かに連絡を…」
震える手で、非常ボタンを押してしまう。
ヴァルキュリア館内中に警報が鳴り響き、
異変を察した泊が漏の部屋に駆けつける。
「白衣に血のしぶきが…」
「――“5万体の犠牲で…やっと完成したか…”」
「…泊さん…社医さんの記憶を継承しました…」
「軽率に言って…あなた達惨い実験やりすぎです…うぇぇ…」
「…なんかごめん…」
「…まて。漏。君どこまで見た…?」
泊は漏に圧をかける…
「…泊さん。そ言うことなら早く言ってくださいよ…」
「社医さんがクローンに魂を分けて運用に失敗したんじゃない…」
「貴方が社医さんの細胞と精子と魂の半分で…完成したクローンだったんですね…」
「…やっぱ気づいたのか。隠してるつもりは無いんだけどね…」
泊は頭を掻き毟る。
「社医さんが君に託したという事は。君の体を記憶の継承で、形式の発展を望んだんやろうな…」
「激痛を伴う実験と手術をやりたいが…」
「それでもやるか?」
「はは、、覚悟の上ですよ。」
こうして、漏は手術室へ連れていかれるー
続く




