第16話〜三源〜
ヘイラと時宗の予測はあたっており、
世界中でコクカン支店を完全撤退した事に対する批判が世界各地で時宗に対するデモが巻き起こっており、
ヴァルキュリアはその対応に迫らる。
緊急ヴァルキュリア各国支店会議が行われた。
「…みんな集まってくれてありがとう。そして申し訳ない。」
時宗は深々と頭を下げる。
「…私の判斷で各国支店にも迷惑がかかってしまった…」
「こればかりは私の責任だ。」
「…時宗さん。頭を上げてください。カメリアは時宗さんのおかけでヒーロー制度の暴走を抑えるだけでもなく、治安維持の為に動いてくれた。」
「これは義理とか人情とかじゃない。事実です。」
タイリア支店も続けて、口に出す。
「…私も同意見です。」
シロア支店長は
「…時宗さん。ワシはもうちょい慎重にしたら良かったとは思うが…少なくともワシは時宗さんを支持するぞ。」
「…ジプエト支店の私はジプエトの身分差別が激しい地域なので手を焼いてました」
「それでも貴方は人々の為に動き、政府でもさえ時宗を褒め讃えた。」
「恩を仇で返す事態に巻き起こそうとしたコクカンが悪いです。」
「でも…現実には國民の怒りが爆発している。このことはどうされますか、?」
「…みんなありがとう。」
「…各地現場の意見は正しいけど…世論は皮肉にも違う…」
「私はこの騒動を終えてなお、利益に甚大な影響が起きた際には、総支配人退役を考えてる。後任はカノウに任せるつもりだ。」
時宗の最後の一言で会議はザワつく。
カノウは言いよったか…という表情を見せる。
「…出来れば継ぎたくないわね…今の仕事で精一杯なのに…」
「ちょっと日本支店長!!どういう事ですか!!」
「…もしもの話よ。でも私はそうなっても続けて欲しいと言っても聞かなくてね…」
「でももしそうなったら私はやるのみよ。」
「…もしもの話を過信せずに、目の前起きてる事が大事よ。そうでしょ?時宗。」
「…あぁ。国民には黙っては欲しいが…これから確実に世界規模の脅威が現れる。」
「…それに便乗してコクカンとコクチュウは戦争を仕掛けるだろう。」
「…脅威は3人いる。武の一族出身である救済」
「出生不明の源ノ破者。」
「ウガンの故郷の世界を壊した源ノ怠者。」
「…建物のみならず、最低でも万単位の死者が出てしまうのが見られる。」
「出現地はまだ分かってないが、皆異変があれば報告して欲しい。」
「「「「…了解」」」」
一方…コクカンとコクチュウ國境では…
時宗に対するデモに乗じて過去にコクカン國民にされた殘虐行為についての反抗デモが巻き起こっており、
更にコクチュウの主張は逆で、コクカン市民に殘虐行為をされた!!と怒聲が巻き起こっている。
総勢1000名の健常者をコクチュウ自衛隊とコクカン自衛隊が双方を押さえつけているが…そう遠くない。
群衆の中にて…髪が地面に付きそうなほど長い男性がゆらゆらと歩き始めてる…
デモの最前線に立ち、男性は。銃を取り出すー
銃を見たデモの人人は彼から離れようとするが…遅かった。
銃を乱射しデモ參加者を殺戮し始めた…
「…あぁ。みんなそんなの争うならもう…眠っちゃえよ!!」
「人がいるから争う…信じるからぶつかる…そんなの…」
「面倒くさくなくないぃ!???みんな死んじゃえば衝突しないんだから!!!」
デモをヘリコプターで撮影してたリポーターが解説を始めた。
「大変です!!コクチュウとコクカン國境地點にて謎の男が銃を乱射してます!!武裝した双方の自衛隊が動いてますが…」
「お互い流れ弾を警戒してるのか壁の裏で待ち構えてます!!」
「あれぇ…やり返さないの…そんなら…みんな動いていいよォ!!」
「洗戦脳存」
撃たれて重症を負った人ー死んでしまった者…かすり傷で済んだ者…全てが。立ち上がり、、双方の參加者が揉み合う形で衝突するーー
乱戦を謎の男は見つめる。
「あぁ…実に楽しい…怠惰だから…暴力を使う…実に人は糞だ!!!」
「さぁ!!始まりだ!!!!怠惰の暴力を見せろ!!」
一方ヴァルキュリアでは…休憩室で世界支店組と話してる時にー
テレビの音声が聞こえる。
「緊急ニュースです。コクチュウとコクカン国境でデモの銃乱射が発生。死者は最低でも50名ほどです。」
「首謀者と見られる長髪で虚ろな目をする者は静止してます…」
スタッフが慌ててるのか、画面に映るのをおかまないなしに、
1つの紙をアナウンサーに渡される。
「…嘘でしょ…中継をしてたヘリが…墜落しました。」
「爆発による死者は確認中です。随時情報をお待ちください。」
中継したヘリの最後の映像は…
落ち続けるヘリの中でリポーターの甲高い悲鳴と激しい手ぶれで状況が分からなかった。
それをみたヘイラは即座に時宗の所へ向かう。
「…時宗様!!来てしまいました!!源ノ怠者がコクカンとコクチュウ国境で暴れてます!!!」
「なに…」
「時宗。私とウガンに行かせてください…」
「あいつは私達で決著つけなければなりません。」
「…わかった。」
こうして世界を巻き込む争いが切って落とされた…
第5章源失世喪へつづく
今週は番外編と同時投稿してます。
是非読んでいただけると嬉しいです




