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第12話〜再愛〜



時宗は再び無限図書館の跡地に訪れ、

ホコリ被った地下へ繋がる床収納を開く。


時宗は歩みを止めず、前方のダンジョン・メモリーを見つける。


「本当に……ミライなのか?こんな所に出るとか…」


疑いつつも扉を開き、前方には…ミライがいた。


「久しぶりだね時宗。」


「懐かしいでしょここ。」


最深部のはずだが、自然豊かな地形の中で。

2人が幼少期に作った秘密基地があり、

幼少期遊んでた時計の玩具が転がっていた…


「…そうだな、ミライ姉さん。」


「やっぱ無限図書館の前の記憶取り戻してたんだね。」


ミライと時宗の関係性としては

幼少期にて異母姉弟として出会っていた。

しかし無限図書館へ入れさせられた為記憶を封じられた状態だったが…


なんの縁か分からないが無限図書館中でも親密になっていた。


「…姉さん。昔話や俺らの親の話をするために呼んだわけ違うだろ?」


ミライは立ち上がり、時宗の頭を撫でる。


「…本当に強くなったね…」


しかし時宗はその手を振り払う。


「…はっきり答えてくれ!!姉さんはあの時の時点でどこまで未来を知ってたんだ!!」


「…時ちゃんがここに来るまでよ。」


「…そこまで知っていててなんで教えてくれなかった。」


「…私達は失記者よ?そして…あなたもこれから先の運命を知ってるんでしょ?いや…運命の記憶を持ってるんでしょ。」


「…はぁ流石としか言えねぇよ。」


「…これまで私含めて数々の犠牲があってヴァルキュリアはここまで保てたんでしょ。」


「…なら時ちゃんは…己が信じる運命に導き続けるんだよ…」


「…その運命の行方の先が。世界が滅ぶことになっても姉さんは耐えれるのか?」


「…私はよりもっといい最善の運命に変えてみせるわ…」


「その為なら全てを捨て去る覚悟でやるわ。」


「そうだな…うん。善さんには少しだけだけど…」


「…姉さんには全てを見せよう。」

時宗はミライの手を握りー

全てを見せるー


それを見終えたミライは笑う。


「はは、時ちゃん……凄いや。そんなのを知ってて変えようとするなんて…」


「…最後の扉とその先に起きる要因か…」


「…失理ノ4騎士。そして、源ノ捌者。新世代の十六環性大罪。を集めることじゃないかしら?」


「…やはりそうか。」


「…もう既にピースは揃ってるわ。後は時ちゃんがはめるだけ…」


「でも。それを行うには人理的に反する行動も必要…」


「…人工的な付喪神の確立か。」


「ええ。貴方ならやれるわ。」


ミライは時宗が手に持つナイフを自分から迎えに行く形で刺すー


「な、姉さん!!!」


「…もっとずっと話したいけどもうこれでおしまい。」


「…あなたならやれるわ…たとえ全人類があなたを否定しようとも。私は味方よ。」


震える手で時宗の頬を撫でる…が、力尽き、腕が落ちた…


「…姉さん。死んでもなお、、来てくれてありがとう。」


涙で出来上がってた水面に浮かび上がるのはこれまでの

ひょうきんな口ぶる顔立ちじゃなくなっており…


何かを決した強固な表情を見せる。



その頃ー愛族チームは…苦戦を強いられていた。


愛の一族の豪邸跡地に出来上がってたダンジョン・メモリーのボスは…


メイザを恨む血縁者全てだった。


付喪神として目覚めて間もないメイザは抑えるだけで精一杯であり、


カーカス、白も応戦するが、ダンジョン・メモリーの理によって倒し切る事が出来ず、

3名は息が上がっていた…


「…私に何が足りないのか…かつて殺した父に苦戦するなんて…」


「あの時と違って…何が足りない…」


「…もしかして…まだ私は未完成、?」


「ダンジョン・メモリーが出来るほどの記憶がまだ未回収だったとすれば…」


「おいおい。(情報規制)。2度も親殺しする訳ねーよなぁ?」


メイザの父が嫌味に言うがメイザの耳には入らない。


「…なら貴方は私の記憶の枷になってもらうわ…!!」


「否記憶存外」


メイザの一声共に、父親、血縁者がメイザへ吸収され始めるー


それもまだ足りず、ダンジョン・メモリー事吸収し始める…


「おいおい。これは時間外労働に入るよな。」


「知りませんよ!!早く行きましょう!!」


2人は逃げるのに間に合い、メイザは止まらない。


巨大な偶像物が地鳴りを鳴らしながら急降下するー


そして偶像物その物もメイザへ吸収された。


その際にー


機械音が聞こえる.


『確認しました…「個体名メイザ」信情の完全復活へ成功』


『失理ノ四騎士の集結の確認』


この日持ってメイザの形式の確立と

善と同じく4騎士の1柱へと深化する…


そして失記者の新たな理が判明する。


これまで基本概念とされていた失イ物から

以下の条件のどれかを満たす事で昇華されるー


・源ノ失記者が定めた四騎士

・十六環性大罪に認められる事

・源ノ捌者に認められる事

・一定の記憶年数を保持する事


その名を得トシ物と呼称される……

それは、かつて誰も到達しえなかった失記者の更なる理。


よってこれまでの世界の均等が大きく外れてしまう。

その兆候は、既に世界の片隅で始まり、激しい争いへと繋がるだろう…


つづく


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読んで頂きありがとうございます。 次回もお楽しみに!!!
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