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第4話〜自銭分〜



グランドキャニオン最深部地点にて、ドランは

目の前のダンジョン・メモリーを見つめ、

狡猾に笑う。



「はははははは!!!まさかダンジョン・メモリーがお前とはな!!」


「笑えるぜ!No.1ヒーロー!!」


その言葉共にダンジョン・メモリーとして現れたジユが歩き出す。


「…ドラン。なんでNo.2で終わる?」


「何故俺を越えれない?」


「それは俺が自由奔放で生きると決してるからだ…」


その言葉共に偽ジユはドランへ飛び掛るー


この時点でダンジョン・メモリーについての理が3つほど判明する。


・土地そのものに染み込んだ記憶の集合体

・土地の記憶の内容によって出現する敵が失記者史上の人物のみ

・出現した人物と最も縁がある人物にしか攻略不可能である。


旧東京都に出現した巨大な家…

南極に出現した世界種子保管庫…


旧東京都はヴァーネの歪な家族の記憶。

南極は旅人である子を反する父の記憶。


グランドキャニオン最深部には…

かつて部族による差別や抗争に耐えかねた人々が身を落とした地でもあり、

死者の自由を求め続ける記憶が統合された結果。


偽ジユが選ばれたのだ…


自由奔放で生きる事を望むジユと他者を尊重するドラン。


正反対する2人と戦いは加熱するー

彼の背後にドランを支持する群衆が見え始め、

よりもっと戦えと声が上がり続けるー


【戦闘を深化させる 】支持率70%を超えました!!


【個体名】ドランの身体強化が適用されます!


どこから聞こえる機械音が言い終えた後ー


ドランは隆起する筋肉を肥大化し…


白無垢スーツを弾き飛ばす…


「さぁ!!更なる繁栄の為にも!!死合おうぜ!!」


「ほんと暑苦しいねんドラン…!!」


ドランの形式は


失イ物 個人的思考


形式 集合的無意識思念


ドランは己のみの行動を是としない。


彼は失記者であり、カメリア史上初失記者の大統領。


彼は集合的無意識思念を具現化する事が出来ー


例えばドランがいれば生活が豊かになるとの思念が

70%超えたら実現可能となり

70%を下回れば不可能であり、彼の肉体に損傷が出る。


肉体に損傷がでるのを避ける=カメリア国民全てへ支持される最適な行動を取り続ける。


彼は自由の国でありながら合理的選択を取ることを望み続ける…


偽ジユが苦戦する中でとある物を取り出す。


それはードランのスキャンダル写真…


それを見た群衆の幻影は一気に罵声が上がる。

【裏切り者!!】 【見損なったぞ!!】

急激に支持率が激変し、支持率10%となる。


【個体名】ドランの支持率70%以下を下回りました!


【個体名】ドランへ罰を与えます!!


その機械音が終えるともに、ドランは口から吐血する。


「お前あくどい事するな…」


「はは、自由な戦い方こそ自由奔放だ…」


偽ジユの策略により、ドランは劣勢へと追い込まれる。

群衆の幻影も罵声を浴びせ、戦況は揺らいだ。


たが群衆の幻影の中からスーツを着た男が前に出る。



【先程の写真…虚像ですね?】

偽ジユは嘘だ!!と叫ぶが聞かない。

【写真に書かれている日付…ドラン様は外交しに日本に行ってます。】


【よって虚像看破です!!】


その一声に群衆はさらに熱狂し、支持の声が爆発的に広がっていく。


支持率が再び激変し、100%になる。


【個体名ドラン】身体強化を再び実行ー

【個体名ドラン】100%賞与を付与。

【個体名ドラン】 特典これから先の能力効力を+10%補正。


「…ピンチの時になるとこうやって…助けてくれる…」


「上に立つこそ人々に支えられるーそれが俺とお前の違いだ。」


ドランは再び隆起した筋肉を発揮し、

偽ジユをダンジョン・メモリーの壁に吹き飛ばし、ヒビを入れるー


黒い砂が宙に舞いながらダンジョン・メモリーが崩壊するー


「…お前はジユじゃねぇ。あいつはもっと自由奔放だ…」


「…そうかもな…怨恨の記憶も多いからな…」


そう言い残し偽ジユは消滅した…


その頃ー空港にて世界各国支店の各々が来着するー


ターミナルにて「Welcome!」と書かれた垂れ幕

を持つ時宗と合流した。


ヴァルキュリアの社長室にて各々が出揃う。


「さて…改めて自己紹介から頼むよ。」


「なら私から行きます。」


「カメリア支店ジユ様andドラン様専属秘書 イズルです。」


所属地点 カメリア支店 ジユ専属秘書

魂位序列 B

イズル


「This is Ugan, who belongs to the Jihuet branch.

ジフエト支店所属ウガンだ。と言った。」


所属地点 ジプエト支店

魂位序列A+

ウガン


タバコを蒸かしながら

「シロア支店所属 ロッド。」


所属地点 シロア支店

魂位序列 A

ロッド


時宗が部屋でタバコを吸う事を注意する。


「あ、ここ禁煙だよ。後で吸いに行きな」


「…失礼。」


タバコを潰すが…十分後。

ガタガタと震え始めるー


「…問題児と言ってる理由がわかったわ。」


「最後の君頼む。」


「…分かりました。タイリア支店 ハビオンです。」


所属地点 タイリア支店

魂位序列A+

ハビオン


「君達がここに呼んだ理由はダンジョン・メモリーの解決へ導く事。」


「日本各地の支店はヴァーネの戦後処理と事務作業で精一杯や。」


「ウロボロスとの連携の元、赫失隊にて入って攻略をして欲しい。」


「以上だけどここまで質問は?」


ウガンが手を上げる。


「Tokimune. Dungeon Memory should only be possible to conquer if you have a connection to it.

時宗。ダンジョン・メモリーは縁がある人のみしか攻略不可出来ないはずと言った。」


「In other words, won't Japan become only for those who live in Japan and have a connection to it?

つまり日本は日本に住む者で縁ある人のみにならないか?と言った。」


「その点も含めて説明する。」


「ウガンが言ったようにダンジョン・メモリーは縁が深い人にしか攻略ができない。」


「だから君らは攻略する人らを補助して欲しい。」


「ここまでいいかな?」


イズルはペンをノートに走らせながら

「了解」

ウガンはサングラスを押し上げて

「Roger that 了解と言った。」

ロッドはタバコを我慢しつつ気だるそうに

「うい」

ハビオンは椅子から立ち上がり軽く会釈して

「御意」


それぞれが解散し部屋を出る時に、カノウを呼び止める。


「…カノウ。ドクを呼んで。少し話したい事がある。」


「…ええわかったわ。」


別室の部屋にて、3人が向かい合う。


「で、どうしたんだ時宗。」


「…この前オンライン会談をした時に、コクカン支店長は、コクカンとコクチュウの争いが終わらなさそうだから…と断ってたけどさ。」


「そもそもうちは戦争の補助とか扱わない。失記者の事件全般のみ。」


「その上で、コクカン支店長除く各国支店長から、コクカンとコクチュウを気を付けた方がいいと言われてね。」


「…まさかだけど…戦争が起きるのか…?」


「そこまでは無いやろうが。少なくともコクカン支店が何かをしてるのは明確」


「…内部調査するってことね。」


「…ん、わかった。そのように回す。」


「あくまで可能性の話だ。ここ3人のみで終わらせるように。」


「「了解」」



世界的な情勢が入り乱れる事を見え透いた時宗は

溜息付きながらタバコに火をつけたー


つづく

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読んで頂きありがとうございます。 次回もお楽しみに!!!
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